喪失感
こんばんは。
今日は雲ひとつない空。
とても爽やかで、ひんやりとした朝でした。
病院では、面会に制約があって誰にも会う事が出来ない。
ワクチン3回接種してるか、PCR検査が陰性であるかの条件で週1だけ。
これもどうかと思う…
ま、今は1人で院内を歩いてコンビニまで行く事が出来るので、少しの間はこのコンビニで会う事が可能。もちろん、内緒🤫で、こっそりと(笑)
今日休みだった娘が伊豆に戻り、久しぶりに逢う事が出来た。
今日で入院して4週間。
その前から会ってないので、実際はどの位振りだろう。
コンビニで再開した時には娘を抱きしめてしまった。
会いたかったよー。
ウルウル、涙が出て来る。
今年から仕事で清水で一人暮らしを始めた娘。
入院して、すぐに台風被害で断水。
何もしてあげられないジレンマがあったけど、お友達家族や仕事関係の皆様のお陰で何とか断水中に助けて頂いた。とてもありがたい。
(まだ清水区の方々の復興は終わってなく大変だと思う)
それも彼女にとっての経験になったに違いない。
人の優しさに触れて、彼女も優しく成長するだろう。
少しずつ崩壊に向かっている家族。
養女だと知った私。
私が事実を知った事は、もちろん義父や母も知った。
誰もが分かっているのに、誰一人としてその事に触れない。
触れないどころか、まるでなかったかの様に普段通りにしていた。
だが、この違和感は安堵した。
うっすらと入ったヒビに、少し触れた瞬間にバリンと割れてしまわない様に。
誰もが思っていたと思う。
こうやって小6の私は、嘘で納得させて感情を押し込む。
この頃同時に、義父の愛人問題の方が問題だった。
その彼女は本当に妊娠していた。
もうすぐ小学校も卒業するそんな時期だった。
私にとって、この頃は何かが崩れて無くなってしまう恐怖心と、また居場所探しをしないと行けない寂しさ不安があった。
中学校に入学して間もなく、母の妹家族は伊豆に一軒家を購入した。
団地から一度、私達の家に戻り入居まで待機状態。
今思うと、なんだかややこしい🤣
団地生活は1年半くらいだっただろうか?
こうやって私はどこで暮らして行くのか?違う不安を抱えた。
妹家族が伊豆へ行ってしまうなら、私達家族はここで暮らして行く事になるし、
この義父の愛人、その子供問題はどうなるのか?
子供ながら色々と考えていた。
そんな時、両親の離婚の話し合いが始まった。
うっすら感じていた離婚。
そうなったら、この先はどうなるのか?
学校帰りのある日、義父が通りかかり私を車に乗せて喫茶店へ2人で行った。
これからの事。
私が養女である事。
養女だったが、かわいいと思っていた事。
うっすら入っていたヒビは、ここでバリンと音を立てて割れた。
あの違和感を安堵した感覚は、触れてはいけない心のガラスに触れてしまった。
ただ無邪気な子供でいたかった。
そう、ただ甘えてわがままな子供で。
なのに、理解力のある分かるよ。と言わんばかりに納得して大人ぶっていた。
大人が思うほど、子供は子供ではない…
だが、子供も演じてみる。
あなた達が居ないと私は生きて行く事が出来ないのよ。と。
義父の気持ちも分かる。
分かるから苦しい。
そう、色んな人の気持ちが分かってしまう自分。
その度に苦しくて仕方ない。
私の感情じゃない。
なのに分かる。
(これが後に分かったエンパス)
この時、私は義父を失う事になる。
本当の父ではない義父を。
幼い頃に義父に感じた違和感を思い出していた。
数日後、家族と愛人と話し合いの場が設けられた。
そこには義父、母、愛人。
隣の部屋に私と弟、母の妹家族と愛人の赤ちゃん。
親達の会話はどう進んだのかは分からないが、話し合いが終わった時に皆にお願いして、その愛人の彼女と2人だけで話をさせて貰った。
義父を奪っていく彼女に言いたい事は沢山あったが、あの時の私に宛てた電話の件を聞きたかった。
彼女は謝ったが、そこには強かに勝ち誇った目で私を見た。
今でもあの目は忘れない。
お互い平常心で話をしていたが、心の中で憎しみが溢れていた。
この女が本当に憎かった。
夏休みが近づく中、離婚話も進む。
突如、私は母の妹家族と伊豆で暮らす話になり三者面談の時、転校の話が出る。
この三者面談で義父と母、お姉ちゃん、私。先生。
(5社面談だな)
こうやって突然、引っ越して転校することになった。
待て?
弟はどうなる?
私と一緒に引越して転校?
夏休みに入ってすぐ、弟はラジオ体操から帰って来た。
朝ごはん食べ、それぞれ違う事していたが、義父がこの時、買い物へ弟を連れて行くと出掛けた。
その夜から弟は私の前から居なくなった。
本当に突然の出来事。
何もお別れの言葉もなく…
まもなくして、私も引越しして、この家から出た。
なんの心の準備もなく突然の別れ。
私は母の連れ子。
弟は義父が連れて行き、今度は弟は義父の連れ子になった。
こうやって私達、姉弟はバラバラになった。
義父と弟を失った。
突然。
私はいったいどこにいる?
身体はここ。
心はどこだ?
知らない場所…誰も知らない。友達も居ない…。
この時、私は心を閉じた。
幼少期からの違和感。と言う点たち。
あちこちに、点と点を残していた。
少しずつ回収しながら傷を癒す。
これも私が通って来た人生のひとつのページ。
この経験も今の私を作っている。
どんな自分も自分と認めて愛そう。
ダメで憎しみを抱いた私を。
自愛からの慈愛。
今日もありがと💕