29日目 インプット情報の意味
課長になって、もうすぐ1ヶ月です。
課の業務の内容もわかってきましたが、懸案も出てきています。
懸案はインプットデータの意味をわかっているのか?ということです。
大企業では上流からのインプットに、価値、付加価値を付与して、下流にアウトプットし、それが連結されて、大きな組織化されているはずです。
一つの組織の機能は、おつかいに例えられます。
おつかいは買い物リストとお金をもらって、買い物して、買ったものを届けるという一連の流れがあります。
インプットデータである買い物リストに肉と書いてある場合、豚肉なのか、鶏肉なのかわかりません。鶏肉と書いてあっても、挽肉なのか、骨付き肉なのかわかりません。
なので、どんな肉か?を聞いて、どのくらい買えば良いのか確認することなります。
どんな肉をどれだけ買えば良いのかわかれば、買い物をすることができるので、肉を依頼主に届けることができます。
ただし、このやり方に問題があります。
問題は、「何に使う肉なのか?なぜ肉が必要なのか?わからないまま、買い物リストだけをみて業務を進めている点」です。
または、「そういった情報を知らなくても、業務が進められるようになっている」ことも問題です。
買い物の後には必ず、下流工程が存在しています。
買い物リストが作られた背景があるはずです。
こんな当たり前の事でも、「昔からこのやり方でやっているから」、「アウトプットする上で、いらない情報」と誤解している人がいます。
こういった誤解があると、後々、モチベーションやエンゲージメントの低下を招きます。
大義を見失ってはいけません。
一つの一つの業務に対するインプットデータには、意味があります。
この意味はコンピュータでは判断できないので、今後も人がやる仕事です。