32,33,34日目 似たような企画が乱立

2ヶ月目に突入しました。

1ヶ月目の月初処理はよくわからないのでとりあえずやらないととすすめてましたが、2ヶ月目は、これは明日でいいやと仕分けができるようになってきました。

大企業では、階層がかなり深くまであるため、全社単位、事業領域単位、事業部単位で似たような企画が乱立します。

例えば、新規ビジネスの募集。全社で一本化すれば良いのですが、全体単位を見ている人たちは、実際にお金をもらえる業務を一つ一つ見ていないため、企画して募集を募ります。

トップダウンで始まっていることが多いので、社長命令だ!と虎の威を借る狐が動き出します。この辺りの人達は、言われたことを丸投げしているだけで、業務の目的が、新規ビジネスを始めることではなく、募集をかけて応募してくる人の発表の場を整えることが目的となってしまっています。
なので、新規ビジネスが始まらなくても、段取りをしたことにで達成感を感じています。

次の階層の事業部領域の人達は、事業部同士のコラボレーションだ!と交わっていることを目的にしてしまっているため、良いアイデアで儲かる話でも、混ぜたがります。

最後に事業部の人達は、業務の延長線上の仕事じゃんという提案ばかりだったりします。

新しいビジネスを始めるには、社内の階層はどうでもいいはずなのですが、それぞれの階層の人たちが動き出すので、混乱します。尖ったアイデアも色々な人が角を取ってしまって、面白くないアイデアになってしまいます。

結局、色々な階層で、新規ビジネスを始められずに終わっていくことになります。

改善活動でも同じようなことになってしまいます。
こういったことがないようにするには階層は浅い方が良いです。

組織として、どうしても深くしたいのであれば、一気通貫で兼任させて、各階層で人を変えずに、カスケードを発生させないようにする必要があります。

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