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【インドネシア】元黒魔術師が語る
インドネシアの黒魔術について漁っていたら、こんな記事を発見した。
『銃弾や生のブタまで食べて黒魔術を学んだ元黒魔術師の話』
タイトルから衝撃的である。先に書いておくと、バリ島ではなくジャワ島の話だ。
この記事の出典はharian haluan.comというインドネシアのサイトで、今年の8月に掲載されたもの。政治、経済、スポーツなど幅広く扱うニュースサイト。創作ではなく取材された記事のようだ。インドネシア人に確認したら「このサイト知ってる」と言ってたし、一応の信憑性はあると思われる。
記事には元黒魔術師が魔力を得るために行った修行について記載されている。
具体的には、
・41日間にわたり断食した
・鉄製の弾丸を13個食べた
・鞭打ちされた
・生の豚肉を食べた
・自分で蛇を探して捕まえて、素手で殺して血を飲んだ
たぶん、断食に関しては全く食べないわけではなく日の出から日の入りまで食べないとかだと思う。
鉄の弾丸を喰らうのはもう訳が分からない。事前に師匠によって呪力が込められたら弾丸を飲み込むらしい。どんな気持ちで飲み込んだのだろう。鞭打ちについても、特別な鞭が使用されるようだ。
生の豚肉は肝炎や感染症を引き起こす可能性が高いし、蛇に関しては、まず自力で捕獲するのが大変そう。何か身体に異変が起きたとかは記載がなかった。
黒魔術師になるのも楽じゃあない。よほど強い動機がないと無理そうだ。呪いをかける側の具体的な話はあまり表に出てこないので、貴重な記事と思う。この元黒魔術師が現役時代にどのような活動をしていたか等は記載されていなかった。
ちなみにインドネシアの呪術師はdukun、黒魔術はsantetとかilum hitamという。英語のblack magicでも通じる。バリ島のdukunはbalianと称されることもある。dukunは政治にも関与している話もある。