渦巻く
4.20.2021
下された評決に、私は明らかに「ほっ」としたし、
そしてきっと笑みまで浮かべたのだけれど、
次の瞬間「私は一体何を喜んでいるんだろう」という想いと、
そして、なんとも言えない悲しみが込み上げてきた。
人の「死」を前にした数え切れないほどの「想い」が、
確かにそこに渦巻いていた。
そもそも、あのようなことが起こらなければよかったのに。
言ってみても仕方のないことを、小さな声で呟く。
何の解決にもならないけれど、それでもそれを「音」にしてしまって空気に流してしまうことで、その一瞬だけ、私の心の安寧が保たれるような気がした。
あれは、この社会に対する「悲しみ」で、
だからこそ、これが終わりであってはいけないのだよ、という心からの信号なのかもしれない。
ここからの「再建」を、心の底から願った日。