消えたギタリスト
最近は頻繁にnoteの記事を書いていない。振り返ると音楽関係の記事を書くことが比較的多いようだ。専門家でもないので、好きなものを集めているだけなのだけれど……しかしそれはそれでいいと思う。それしか出来ないし、そして、それで何人かに楽しんでもらえたから。
最初は意識して音楽記事を書いていた。そして、音楽に対する雑音という究極対照について書いた時、これで音楽関連は書き尽くしだと思ったけれども、やっぱりなんだかんだと音楽について(少ないけれど)書いていたなと笑ってしまう。
さて今回もまた(少し)違った視点で書いてみよう。
ということで、早速この演奏を聴いてみてください。
ベートーベン作曲月光ソナタ第3楽章。演奏Tina S。公開6年前、当時17歳。
YouTubeの”Tina S”が公式チャンネル。本名は、Tina Šetkić(ティーナ・シェトキッチ)で、フランスに住んでいるらしい。
1999年4月生まれ、6歳からクラシックギターを始める。エレキギターでロック音楽を初めたのは13歳のとき。14歳で、Van Halenの"Eruption"をYouTubeに公開して一気に有名になる。
(以上、Wikipediaの Tina S による)
この動画を初めて視聴したのは何時だったか、よく覚えていないけれども、2〜3年前だったと思う。
ギター編曲はイタリアのDr.Viossyによるとのこと、
Dr.Viossy, Moonlight Sonata 3rd Movement
ほかにもこの曲を演奏しているギタリストを何人か見つけることができる。例えば、Cole Rolland, Moonlight Sonata (3rd Movement)
ベートーベンの曲はロックに似合う。昔「シャボン玉ホリデー」という番組があり、そのなかで寺内タケシのグループがエレキギターでベートーベンの「運命」を演奏しているのを聴いたことがある。クラシック音楽をロックギターで聴いたのはこれが初めてだったと思う。参考までに、
寺内タケシとブルージーンズ 「運命」
Vivaldiにもやはりロックの魂がある。
クラシックではないけれど、これもいい。
For The Love Of God - Steve Vai - Cover by Tina S
さて、彼女は、最初に紹介した月光第3楽章を公開したあと現在に至るまで何も発表していない。大学で薬学?法律?を勉強しているという情報もあるが確実ではない。もし大学に行っていたなら、もう卒業しているだろう。これだけの演奏力があるのだから、ギターをやめたとは思われない。もう公には出てこないのだろうか。ネットには憶測が流れるだけ…。日本ではあまり知られていないような気もするが…、日本語で検索すると、Rocket News 24に2015年3月の記事があった。
15才の天才ギター少女による超絶テクがヤバい! 『Through The Fire And Flames』を演奏したら動画は大ヒット / ネットの声「本物のギターヒーロー」
Tina S嬢の復活はあるだろうか?
明日も別のジャンルで投稿します。お楽しみに…。