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サタンリターン3回の桂由美さん

ムーンサイクルハイジーン主宰の安藤愛です。

昨日、桂由美さんがご逝去されたニュースが飛び込んできました。

東京にいる時は、夜通し六本木で飲んだくれていましたが(苦笑)ちょっといい感じのお店は乃木坂方面に多くあり、千代田線の乃木坂駅を出てすぐの桂由美ブライダルサロンの建物はその地の象徴として思い出深い建物です。

94歳にして前日までお仕事をされての大往生とのことで、このような立派な方のホロスコープを見てみたいという好奇心で立ててみたのですが、その時に気づいたことや感じたことを書いてみたいと思います。


まず、これが桂由美さんのホロスコーフ(右)と、お亡くなりになった日12:00のホロスコーフ(左)です。

ご出生時間がわかりませんので、最初12時でホロスコープを立ててみましたが、月に関して違和感があったので、月が射手座に来るように調整して23時で立てています。
月に関してはまた後ほど書きますが、まずは他のことについて。

月を射手座にあるように調整すると、自ずとアセンダントは射手座になります。よって、2室(収入)・3室(努力)支配の土星が2室在住。ここまで成功した経営者の方だったらおかしくない土星位置。

そして何より、6室(仕事)・11室(利益)支配の金星が6室在住。
ファッションで名を馳せる桂由美さんであれば違和感が全くない。

木星が高揚する部屋にあります。
木星が1室・4室支配、8室(霊的探索)在住。この方…見えない世界もきちんと尊重していらっしゃったような気がします。もちろん、木星が8室在住なのでご両親様が残されたものも多いと思いますが。


そして、ご逝去された日のホロスコープを重ねてみると…

一番最初に気づくのは、もちろん、ラーフ・ケートゥが重なっていますね。
プラス、お気づきでしょうか。火星と水星。ネータルのホロスコープと同様、魚座にあります。その状態で、火星支配の12室(損失)に月が入った際のご逝去なんじゃないかなぁと。火星は4月23日に移動しましたから、12室支配の火星がご自分の火星がある魚座に入った後すぐのこと。

何より、一生をかけて貫き通した「美」の世界。お亡くなりになった日は、それを象徴する金星が、ネータルの金星の12室にあります。

これはもう、美の人生を全うした方の大往生としか言いようがない。


そしてタイトルにあるサタンリターンの件ですが、土星は約30年で12星座を一周します。なので、30歳ぐらいや60歳ぐらいの方は、トランジットの土星の位置を見て、自分のネータルの土星がある位置に天体の土星がある場合を「サタンリターン(土星回帰)」というわけですが、桂由美さんはそれが3回もあった!そして、その3回目を通り越して、土星が四巡目を始めた後すぐのご逝去です。

すごいなぁ、と。
土星が3回も巡ってきたのか…と。

土星は忌み嫌われることが多いですが、名声を得たり、盤石な経営をされる方には土星が必要です。じっくり、どっしり、とにかく重みがある土星。その土星が良い形で作用しないと、経営はできない。その土星が3回も巡ってきた。すごいです。

もちろん、土星は苦労も象徴します。しかし、苦労がない経営はない。苦労を経ての成功。

桂由美さんのホロスコープを見て、そんなことを思いました。


で、月ですが…

もし、その日のもう少し早い時間にお生まれになって、月が蠍座にあったとすると、蠍座の減衰の月&ケマドルマの月になる…

ここまで成功された方で、、、減衰の月は、、、ないよね…?というのがまず月の位置を調整しようと思ったきっかけ。

そして、もし蠍座だったらもうちょっと恋大き女性になっていたかも…?というラーフ位置(5室)なので、月が射手座になるように調整して23時で立ててみました。
ビジネスでは女性の生き方の最先端を行かれましたが、桂さんはとても古風な考え方で晩婚の旦那様一途だったようです。そうなると、5室にラーフはないかな、と。

ここ数年で日本のファッション界の重鎮がどんどんお亡くなりになって…。一時代が終わっていきますね…。

桂由美さんのご冥福をお祈り致します。


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