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『光る君へ川辺の誓い』を観て

 明子は、顕信が出世を固辞されて、道長を責めて倒れてしまう。そして三条天皇は道長の次女きよ子を中宮とするが、
愛妻のすけ子を皇后とし、一帝二后とすることを望んだ。道長はこれを不服とする。きよ子は宴ばかり開いて若い男のほうが良いのではないかと帝は不満を漏らすが、渡りがなければ、子は出来ぬと申した。これを心配した道長はまひろに相談するが、物語で人の心は変わらないと言う。そんな道長に異変が起こる。
道長は帝に辞表を提出するが、道長を良く思わない族による怪文書が出回っていた。
 そんな時、まひろは里帰りしていたが賢子は何か書いてない母上は母上じゃないと言われる。まひろは賢子に源氏物語は終わったのよと言った。
 百舌彦はまひろに道長の病を知らせにやってきた。まひろは宇治の道長の別邸に会いにやってきた。
「川辺を二人で歩きたい」
誰のことも信じられないと弱気の道長に
「ならば私も参ります。物語も終わりましたし、皇太后様もたくましくなられました。この世で私の役目も終わりました」と言う。そして真剣な顔で
「この川で二人流されてみませんか?」
とまひろがいうと
「お前はわしより先に死んではならん」
というと「ならば道長様も生きてください、あなたが生きていれば私も生きられます」
すると道長は声を出して泣き出した。
この二人のセリフは、私の心にズキンと響いていた。
お互いを思いやるまひろと道長。
まひろの言葉で再び生きる意味を見いだし、政を始めるのだろう。最後の力を振り絞りよりよい政をして欲しいと思う。




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