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大内氏實録・現代日本語訳 その3 - 521文字
明治十ハ年に、近藤清石さんが書かれた内容を現代日本語訳にしています。
正しい大内氏に関する理解を自分も含めてしていこうと考えています。
正しい歴史の理解こそが、信仰とかよりも大切な気がします!
原本
一
多々良氏世次、琳聖より義隆に至り、二十六世とし、或いは二十七世とす、或いは義長を加へて、二十五世とするあり、一決ならず、今これを考るる、義隆に至り二十六世とするものを得たりとする、本編これに従へり、
一
本編史の體に傚ひ、琳聖より義隆にいたるまでを世家とす、而して琳聖より重弘にいたる十五世間ハ、事の記をべきなし、因って弘幸の記を首として、これに上の十五世間の事を叙せり、
現代日本語訳
一つ目
多々良氏の系図について、琳聖から義隆までを26代とする説と27代とする説があります。また、義長を加えて25代とする説もあり、諸説が分かれています。本書では検討の結果、琳聖から義隆までを26代とする説を採用することにしました。
二つ目
本書は歴史書の形式に倣い、琳聖から義隆までを世家(一族の記録)として扱っています。ただし、琳聖から重弘までの15代については、記録すべき事柄がありません。そのため、弘幸の記録を最初として、その前の15代の事柄をまとめて記述しました。