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仕事の精度を上げたい

ある支援現場の帰り道、
夕暮れの、だけど一面が雲で覆われた空を見上げながら、
支援の精度を上げたいな、とふと思う。

現場ではひたすら動き続けながら、
抱えている事務も数えたら10個以上ある。

何かほかのひとに振れる仕事はないか?と
言われて、振れるとしたらこの業務だな、
と渡す。
僕がいちばんやりたかった業務。
ちょっとだけ考える。
そんな時、なんとなく思う。
いちばんやりたいのではあるけれど、
これは自分では得意なもので、経験もある。
できるものでもある。
だから、ほかの、
いままで経験していなかった、得意かどうか、
できるかどうかもわからないことを優先しよう、と。

・得意でできると思う仕事
・得意ではないけれどできると思う仕事
・得意ではない、未経験の仕事

優先順位は、・得意ではない、未経験の仕事
にした。

仕事って自分で思うほど、周りからはできてないように見えるものだよな、とも思うし、
・評価されたい場所
・評価される場所
って違うよな、とも思う。

介助の仕事をはじめて5年くらいになるのか、
現場は何があっても大好きだけれど、
どうしても事務や雑務もやらなきゃいけなくなる。
その忙しさに慣れたな、とも思った。
残業して、早出して、
ひたすらパソコンに向かっている。

現場だって欠員などが出たら、
とにかく一日のスケジュールを組み立てておく。
同時になぜそうなのか説明もしなきゃならない。

いまの会社には、そもそも様々なマニュアルがない。
だから昔の会社での経験から、マニュアルを作り始めた。

ほかのスタッフの方たちは知らないところで、
上司だったひと(4月で他部署に異動された)に、
実は…と僕のコツコツとやってきた事をほかの場所で褒められたりしてると聞いた。
上司だった方や、ほかの方にも。

いまでも生意気な事ばかり言っていると自覚はある。
ただ、それはまず、お前はどうなの?
と自分に返ってくるし、
だけどそれを言わなきゃ、
より利用者にとって良い支援なんてないと踏んで、生意気な事を言っている。
それが独善でないように、
一方的な見方でないように、
注意しながら。
何が良い支援か?
関係性って言うけれど、例えば関係性が強くなれば強くなるほど、
あえてその利用者と離れる事も必要だと思う。

この支援は自分しかできない、となると、
実はそれって介助の仕事ではまずいと思うようになった。
周りのスタッフの方や、その利用者の為にも。

とは言え、ずいぶんとタフになってきつつある。
体力的にも精神的にも。
きちんと、おやすみには、仕事から離れている。

昔いた法人の方でいまでも尊敬しているひとがいる。
その方が言う。
高みを目指している。
ゾクっとした。
同時に彼の見ている高みを僕なりに見たいと思う。

それがいつになるかなどはわからない。
ただ日々の支援の一つ一つを、コツコツと丁寧に仕事しなきゃな、とまずは思う。

ーーー

ふと思い立ち、ずっとクラシックを聴いている。
いままでに聴いてこなかったけれど、
いざ聴き始めると面白い。
それに聴きがいがある。
無知だから書けるけど、
指揮者や演奏者で、
ずいぶんと印象が変わってくる。
これはなかなか、面白い。

それから、地元にあるイタリアンレストラン…
一人で数万円かかるレストランにいつか行きたいと思っていた。
イタリアンは好きだし、
そこはそこを知ってからずっといつか、
頑張って、頑張ったご褒美に行きたいと思っていた。
ようやく遠くない未来に行けそうだ!。

そんな日々のなか、
THA BLUE HERBのtha BOSSが出した新譜も、
素晴らしくて、日々、音楽が僕を震わせる。

職場についてまずすることも、
誰もいない1時間半、パソコンに向かいながら、
ハウスのmixをYouTubeからかけている。
仕事中、音楽を聴くタイミングはそこしかない。
通勤時間、僕はヘッドフォンやイヤフォンが(耳が痛くなる、難聴持ちゆえ)できないから、
ずっと電車の中や街の音を聴いている。
そうすると、あとは仕事後、自宅でしか音楽は聴けない。
それと週末。寝ている以外、映画を観てる以外、ずっと音が響いてる。

昔、ボロボロになってた頃、
連れていかれたクラシックのSP盤を流す喫茶店。
仕事の合間にそのひとは僕をそこに連れていってくれた。
何が流れていたかも知らないけれど、
ふと思い出した。
何を話すでもなく。

美しいひとが周りにいる。
美しさを感じさせてくれるひとが
周りにいる。
有難い。
ありがとう。

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