ブライト・アイズについて少しだけ

ブライト・アイズのフルパフォーマンスまでYouTubeにはあるんだね。
LUAから始まるって事は、
何枚も買い直してる、I'm wide awake,it's morning期かな。
たぶんリキッドルームで見た時期の。

Lifted or The Story Is in the Soil, Keep Your Ear to the Groundは衝撃だった。
特に、最後に置かれた、10数分のLet’s Not Shit Ourselvesばかり聴いていた。
その頃にはモダンデイ・ボブ・ディランと呼ばれていたし、投票を呼びかけるライブではブルース・スプリングスティーンとマイケル・スタイプに挟まれている写真が、雑誌に載っていたっけかな。

その次にリリースされたのが、I'm wide awakeで、cassadagaまではずっと熱狂していたし、いまでも聴いている。

死や自殺、ドラッグ、アルコール、それに月や星が歌詞にはよく出てくる。

ボブ・ディランの再来や、
ロックンロールの未来なんて、
その実よく分からない。

例えばelliot smithが自殺、それも最後に ここは決意の終着点 というようにも訳せる曲の入った、未完成のままのアルバムを残して、亡くなったあと、
いろいろと思った。
ファギュア8で辿り着いた、サイケデリアのひとつの高み、それが、死によってたったひとつの物語に回収されていくことに。
例え、そのアルバムにeverything means nothing to meという曲があったとしても。

ブライト・アイズの話だった。
リキッドルームで、road to joyが鳴らされた時、僕はどんな感情だったんだろう。

10数分のLet’s Not Shit Ourselvesをずっと歌詞カードを読みながら、聴いていた頃は、どんな気持ちだったんだろう。

first day of my lifeは特別な気持ちを聴くたびに呼び起こされる。
もしも僕が死んだら、最初か、最後に聴いて欲しい。

でもこのYouTubeなら、waste of paintかな(first day of my lifeはここでは好きなライブバージョンではない、いまのところは)。

To be loved,and believe
in my soul,in my soul

それからコナー・オバーストはいくつかのプロジェクトを行って、
2020年にブライト・アイズ名義では久しぶりにアルバムを出した。
素晴らしい作品だった。

雑誌に、cassadaga期の彼の地元でのライブ後の、ひとりぽつんと所在なさげに佇む姿が描かれていた。

彼が僕でないように、僕も彼でないので、彼がこの10数年の日々をどんな風に過ごしてきたかは知らない。

だけど、いずれまたどこかのライブハウスでライブを見たいなと思う。
あの、揺らぐ声、たかだかワォ!って叫び声、それだけで、声、それ自体の豊かさに気付かせてくれる、彼の声を、
小さなライブハウスで見れたら。

There’s tulips in the wheelbarrow, there’s cherries in the tree
There’s a comet in the sky at least one night a century
And I will always wait for you if you will wait for me
Like a baby or apocalypse that we will never see

comet song/bright eyes

いいなと思ったら応援しよう!