本を読む、音を聴くー未完成14

ストーリーオブマイライフ/わたしの若草物語を観て、ずっと泣いていました。
冒頭、作家志望の次女ジョーがパーティーで、ダンスするシーン。躍動する、そこからは一気だった。
狭い、ソーシャルディスタンスの取られた劇場の、一番前の、隅っこ…つまりはなかなかに観にくい場所から見上げたスクリーンに、もう入り込んで、夢中になった。
いくつもの文脈で批評することはできるでしょうが、しません。というかできません。僕が映画批評専攻の学校にいたにもかかわらず、それをやめた理由もそこにあって、インスピレーションはたくさん貰うけれど、映画が始まった瞬間から、もう入り込みすぎて、鳥瞰できなくなる。
そして、その場面から、ずっと泣いていました。
涙脆くなったとはいえ、ずっと。
何度も観たい映画になりました。早くまた観たい。

一つだけ思ったことは、いまから海外に行くってのもありだな、と思ったのです。
それも旅ではなく。
初めて、そしていまのところ唯一、カナダに行ったとき、ホストファミリーのおとうさんは、30代の大学生でした。へー、と思いながら、いまはよく分かる気がします。

そしていつものバーで友人と話しているとき、村上春樹のはなしになりました。ツイッターで、村上春樹を中心に文学を語る男性は、実は村上春樹しか読んでない、あるいは彼の女性観に違和感があるひとは多いけれど、その声を上げづらい、といった旨のツイートが流れてきたことを一応、ここに置いておきながら。
村上春樹って、小さなころから、外国文学しか読ませて貰えず、日本文学を読み始めたのは、割と遅かったことをその友人が教えてくれたのです。
凄く面白かった!。

同時に、最近小説を書いてみて、これは確かに体力のいる仕事だな、と思いました。また、朝起きて、夜寝るサイクルや、書くことをルーティン化しないと書けないな、と。

うん、でも悪くない気分です。英語の勉強から取り掛かろう。45で、留学も、60で、DJも悪くないはなしだ。

つぎはタゴールソングスを観たい!。

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