伝えたいのも、きっかけをつくりたいのも本当。それでも、結局すべては私のためだった。
すとん、と腑に落ちた。ああ、全ては私のためだったと。それを誰かのためにとすり替えてしまっているから、書けなかったんだ。
読んでくれる誰かのためになるべく丁寧に、誤解を与えないように傷つけないようにを考えすぎたら、もう私が楽しめる状況ではなくなっていました。
純粋な気持ちで始めたことが、どんどん楽しくなくなって、もはや自分からやりたいとは思えない義務の塊のようなもの。私にとっては「書くこと」がそれでした。
幼い頃から、友人と話すよりも本を読むことが好きだった私。成長するに従って、自然と書くことに意識が向かうようになりました。たくさんの下書きが手元にあります。でも公開できなかったのは、自分も周りも納得するものを作りたいにとらわれすぎていたから。
そう気がついたきっかけは、同じオンラインスクールに通っていて今はフリーライターをしている、こあさんの企画『自分なりの書き方、探しに行こう。』に参加したことでした。
「書きたいのに、書けない。楽しくない。」そうSNSで呟いたところ、お誘いいただいて参加することを決めました。
どうせ参加するのなら、しっかりアウトプットをして、フィードバックを貰いたい。その想いもあって、完璧主義な自分が顔を出しそうな時も、いやもうこれでいく!と震えながら記事の公開ボタンを押し続けました。月に2回、それを3ヶ月間。半年間悩んで、noteを1回も投稿できなかった私がです。
もちろん毎日投稿を続けている人から見たら、たかがと思うかもしれないけど、私の中では大きな変化。どう自分が変化したのか振り返ってみようと思います。
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まず、企画に参加する前に立てていた目標はこちら!
そして、企画終了後の目標達成度はこちら!ひとつずつ振り返っていきます。ちなみにお花は、私への褒め褒めマーク🌸
はい、ハードルはものすごく下がりました!なにかが起こった時というより、最近はなに書こうかなとネタを探して生活している気もします。それくらいに、書くことは日常に馴染んだものになりました。
また、この日までに投稿する!と決めたことで、完璧主義から少し解放されました。投稿を続けるなかで、思っていたよりも「好き」の反応を貰えたことも、自信に繋がっています。頭で考えるよりも、まずやってから様子をみる。これからも大事にしたい考え方です。
「これを書く目的はなんですか。」こあさんとの初めての1on1から、ずっと聞かれていたことです。
最初こそ「誰かに伝えたい、きっかけをつくりたい」と答えていた私ですが、1on1を重ねるなかで、次第にある答えに辿り着くようになりました。それは「私の感情や思考を残したい」でした。そう、私はずっと自分のために書いていたんです。
書きたいのに書けなかった理由。それは、自分のために始めたことなのに、人に伝えることに目的が入れ替わっていたから。私は私のために書いているんだから、自分が納得して書ければ最高じゃん。そう思えてから、すごく楽になりました。なにか気負いすぎていたのかも。
職場以外のコミュニティに入りたくて、入会したオンラインスクール。ライティングを中心に受講していました。よくも悪くも、型を学んだことで、それ以外の形はNGだと思い込んでいたんですよね。でもそれはあくまでもビジネス的な書き方。
目的に応じて日記のように書いてみたり、レポート風に書いてみたりしてもよい。楽しんで書くのが目的であれば、型にとらわれない、好きに書いても大丈夫。世界がぐんと広がりました。もっといろんな方のnoteを読んで、マネをして自分のなかに取り入れたいと思っています!
ちなみに、これが日記形式で書いたnoteです。
企画が始まる前に「私は文章に対してのこだわりが強くて、違和感のある言葉は一言も使いたくないです。」と話をしたのを覚えています。
自分の気持ちに嘘がない文章を書くことと、ラフに表現することとは相反することだなと当時は思っていました。嘘がない=丁寧につくりこむイメージがあったから。
でも、別の感情がそこにはあって、自分の気持ちを人に見せたときに誤解を与えないように丁寧に書かなきゃいけないとも思っていたようです。
企画を終えた今、もっと純粋に自分の気持ちに集中できています。自分が納得していることが大事だから、よく見せなくても大丈夫なんです。
投稿するうちに思わぬ副産物もありました。ずばり、読み返すことが怖くなくなりました。自分のことだから、本当に納得したことしか書いてないだろうと信頼が芽生えたからです。逆に過去の自分に「お、なかなかよい表現してるね」と褒めながら読んでいるくらい。笑
こう振り返ると、表現に対する自分の向き合い方が大きく変わったなと実感しています。最終的に自分が納得して書けていれば花丸!そのマインドを持っていれば、これからも楽しんで書き続けられる気がします。これからは、お仕事にも挑戦してみたい。そんな欲も出てきました。
3ヶ月間、ずっとライティングと向き合い続けて、辿り着いたのは初めてライティングと出会ったときの純粋な楽しさでした。ここに帰って来れてよかったね、自分。