喫茶蛍

珈琲が好きな僕のゆらゆらした湯気のような重くて苦くてたまに甘い、そんな世界を楽しんで貰えたらと。

喫茶蛍

珈琲が好きな僕のゆらゆらした湯気のような重くて苦くてたまに甘い、そんな世界を楽しんで貰えたらと。

最近の記事

僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜 vol4

フィルムを譲り受けて、世界はこんなにも綺麗なんだと思った。 漢字3文字の花々、狙ったわけではないから運命って呼べる。 撮った時期に差があると、1枚1枚を大切に撮ってたんだなあって思える、それにいつ撮ったかを思い出せる。 喫茶を旅する、曾祖父と一緒に。 俺は貴方と珈琲を交わしたかった。俺に感性をくれてありがとう。 理の中で現実的を繰り返す、現実は時に退屈でその退屈に飽きた人が作り出すのが空想、娯楽だし嗜好品だと思うんです。ドラゴンがいるかもって思いながら生きるとワクワク

    • 恍惚

      「馬鹿って馬と鹿に失礼だよね」 ほとんど悪口のように使われる言葉に使われるなんて不名誉この上ないよねわかる。 この言葉を紐解いてみる、調べてみたらそれはもう色んな語源がありましたとさ、だから僕は自分の解釈を持つよ。 おなじ人でも解り合えないって心から思うタイプなんです僕、色んな人間がいて沢山の想いがあるから。ぶつかったりする時もある、でも自分の言葉も相手の言葉も相容れない時ってありますよね、馬鹿だなあって思う時めちゃくちゃあるんです。どう捉えてもいいです、馬鹿。 僕は馬で貴

      • 再び、茜い季節へ。

        ほんのりと秋の匂いがする、 「恋人の匂いがだめになったら、もうお終いだよね」 大概の人なんて無臭だと思ってて、その中でも密接に関わる人の匂いなんて気にしたこともない、でも知り合いがこんな風に言ってて凄く頷ける話だった、同じ日々を共に過ごしてく中でこの人の匂いが駄目かもって一度してしまったイメージは払拭するのに時間がかかる、払拭できないかもしれない。苦手意識を持ったその日から、苦手のイメージは頭に鮮明で、ましてや匂いが苦手になったら、一緒にいる時間は苦痛へと変わるに決まってる。

        • 碧い季節へ

          流されるように、 この季節は心地が良い。 パイナップルとココナッツ、これが愛の性分。 一人でも良いけど、好きが重なった時に一人からは考えが及ばないもう一つになる。 夏のうだるような暑さ、 纏わりつくような不快感、 目的はないけど、目的地はある。 「世界観が好き」 何もない場所に置いてある箱をみて中身を想像する、 例えば自分が誕生日で同棲してる彼女がいてリボンのかかった箱があれば、少しは想像できる。 調理場に置いてある箱の中身が食材であるように。 でも何もないってのは

          僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜 vol3

          紫陽花を見てきた、フィルムに収めた訳ではないけど、そんな6月を歩いてる。 喫茶店にいる時間、流れているのは時間よりも感情の方、喫茶店という場所は昔からあって、憩いの場所。色んな感情が店内に流れて情緒の中で飲む珈琲は苦くて深い。大人が好むのもわかるし孤独や疎外感をプラスの感情として生きている。 夏は嫌い、暑いから。 だけど夏にしかできないことって沢山あって、 そんなことしなくても生きてはいけるけど、数えたら何回かしか来ない夏にやっておかないのは、きっと後悔をする、だから花火

          僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜 vol3

          僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜 vol2

          春が始まり、緑が深くなって、夏も心の何処かに居る。そんな季節ですね。 食卓が変わってテーブルもクロスも違う、でも珈琲はかかさないのが僕の生き方なんだと思う。 語尾が乱れてしまいました☺️すいません☺️ 福井への旅を写真に収めれて満足、恐竜にはしゃいでたのは4月の想いで。

          僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜 vol2

          僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜

          カメラに興味持ったのは、スマホのカメラに疑問を持った時。それと当時付き合っていた子を綺麗に写したかったから。 だから僕のカメラへの目覚めはそのくらいの熱量、一眼レフというのを適当に見繕って、買って満足していた、宝を持ち腐っていたのだ。覚束ない技術だった、今もそうと言われればそう。でも過去の自分じゃ絶対に撮れない物を今は撮れる、そればかりは胸を張って言えること。同時にすごく過去の物にも興味が湧いた、 カメラ屋さんで買った写ルンです。奥ゆかしい気持ちになる、昔をなぞるような質感

          僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜

          暖かな風が感性を運んできた。

          日柄も良くて、太陽と風が喧嘩をするように暖かさと肌寒さで衣替えを迷わせる。 その真ん中にある暖かな風は色んな物をのっけて旅をしてる、僕の思いも少しのっけていってほしい、肌の寒さに耐えかねて服を重ねる、顔の半分をダウンに埋めて「あったけえ〜〜」と声を出す。簡単なもので脳がそれを信じ込むだけでわりとほかほかしだす、簡単なのは僕の方かもしれない、 心の寒さに耐えかねて肌を重ねる、思いを半分相手に押し付けて自分のエゴであろう思いを声にだす、好きじゃないよ、君は俺をみて将来を感じないよ

          暖かな風が感性を運んできた。

          緋い季節へ

          蕾が花開く暖かさ、花の粉が舞う。 誰かに届けと宛もない花の粉はまた誰かの鼻を刺激する。 「クシュンッ!!誰かが噂話をしてる、、」 ほとんど迷信のような話だがあながち嘘でもない気がする、誰でも人は好奇の的で噂話をされない人なんているのかどうか怪しい話。 くしゃみをする度、もしかしてあの人だったらと過る、嬉しいなの意味、でもあの人だったら、少しの戸惑い。どっちに転んでもいい意味と悪い意味の解釈があると思う、思い出してくれただけで嬉しいのだが、やはり悪い意味を少し考えてしまう。

          緋い季節へ

          僕の見えてる世界~Kodak EKTAR H35~ vol2

          色んな場所を歩く、 携帯も触らずに、 おのぼりさんのように辺りをキョロキョロして、いいなあと心が指したらファインダーを覗く。 うん、好き。レトロな食品サンプルが淡い光に当てられる。 ユニバーサルスタジオジャパンに行った時🌍 空とのコントラストがお気に入り。 街角でもたまに止まってみる、世界は好奇心を煽るものばっかり😮‍💨😮‍💨 ファインダー越しの時は、もっと、こう、、、 まあこれはこれで可愛いかも。 沢山撮れる分、現像するまでに何を撮ったか覚えたりできないし、でも

          僕の見えてる世界~Kodak EKTAR H35~ vol2

          寒空と手のひらの温度

          「あーさむ、」 マフラーを首に巻いて白い息を吐くように言葉も溢す、朝は少し雲がかかっていて暗いなあくらいの印象、雪でもふるんじゃないかっていうのは昨日から小耳に挟んでいた。 (降らないじゃん…) 僕は童心のままに雪が降ってほしいと思う、僕の住んでる地域柄、年にあるかないかくらいのほんのりのイベント、大人達はやれ降るな、とか車があ、とかネガティブなことを口に出す。雪の白さをもっと楽しんでほしい。 前の冬は雪の降る所にいた、辺りは真っ白で雪玉を投げ合ったり大きな雪玉を2つくっつ

          寒空と手のひらの温度

          流れ星に乗って

          何処にもいけないのも人で、 何処にでも行くのも人。 【星に乗ってみたい】 いつか叶うのかな、 この願いは時間がかかりそう。 時間は問題を起こすし解決もする。 流れる時間の中で沢山試行を錯誤する、 廃墟ではその2つが解る、 人が作った物が壊れて、自然はそこに覆い被さる。時間で治る物と治らない物と。 人はどっちでもあるんだよね? 体は傷付いても時間が治す、 心は傷付いても時間は問題を起こしたり解決したり。 いつか治る!!けど、その時思った事象を風化させるのは少し違う気がす

          流れ星に乗って

          晴れたよ、ばあちゃん。

          「家族の中で、雨男と雨女が多いね」 そんな言葉を聞いた、僕はその中でも生粋の晴れ男だという自負がある。そしてそれとは反対に、この子が用事があるときは絶対に大雨や台風がきたりすると言われてる子がいる、少ないながらも晴れの属性を持つのは僕とおばあちゃんらしい。 おばあちゃんが亡くなったのは、先日のこと、病院にいっては胸が詰まる思いを重ねていた、電話があればいくし、家族で集まっていた、その時を覚悟しながら、その時はやってきた、僕は寝ていた、体を揺すられ目を醒まして、その報告を受け

          晴れたよ、ばあちゃん。

          漆の簪

          和を憂いて、日本の文化に袖を通す。 たった一夜でも男は夢を見るし、女は夢そのもの。 そして男は贈る、物を、金を、愛を、そして約束を。 形を成さない言葉という約束を信じて、只のそれが生きる意味になる。 「生きてまた会えますか?」 そんな不安を紛らわしたい、だから簪を贈る。 「貰ってくれるかい?」 その時代のなかではそれが生きてく意味に成ったりする。 漆で塗られた髪留めに意味を持たすのはそんな2人だけが知り得る小さな幸せの話。意味なんて通じたらいいって思ったりするんです

          じゅういちがつのじゃず

          「JAZZ演奏ってその場の雰囲気で合わせていくのがほとんどなんだって!今流れてるのも即興なのかも!」 生演奏があるレストランで友人が教えてくれた、ドラムやトランペット、ピアノの音が入り交じって会話を邪魔しない程度の音のなかで(あ、今のリズムすきかも)と節々で心がリズムに乗る。 これが全部奏者達の息を合わせながらするというのだから驚きだ、いや、この音のなかで誰が指揮をとるでもなく各々が奏でたい音を勝手に名曲と名を打つのだろうか。食事も会話も演奏も満足に店をでると、都会の街並みは

          じゅういちがつのじゃず

          親友は撫子

          古都、京の都。 往来を通りすぎるのは和を纏った人の群れ、貸し着物屋さんが繁盛している。 お晩です、着物が良く似合う御嬢さん。よくみたらいけねえ、あんた俺の親友ちゃんじゃねえか。見間違うのも無理はねえ、世界観を纏っちまったらもう、あんたが一番撫子だ。 親友が和を決める大きな場に歩を進めていた、その一報に驚いたけど、こころのどこかでそんなのは当然なんだとも思っていた、昔からすげえんだ、友達贔屓といわれればそれはそうでしょ?俺が信じてるのは俺が観てきた者だけ。俺が俺の親友を誇

          親友は撫子