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物書き

#エッセイ
#詩

朝  うれしいことがあった

4月に植えた植物に
花が咲いた 

白い小さい花

その花は
売れ残った植物の中から 
目に止まったもので
花盛りの時期を過ぎた植物が
葉だけになり 別に枯れたわけもなく
ただ 狭いポリポットの中で過ごして
破棄を待つ

ポットから出して
少しでも大きい広い鉢に植えたなら…

肥料も混ぜた土に植えたなら…

水をあげたなら…

買ってはみたものの
枯れてしまうのもあるけど
元気に大きくなるとうれしい

専門知識はないけど
とにかく植えてみる

生き返るように
まだ 生きれることに期待して


「 ポリポットからの脱出 」

わたしは売れ残り植物

わたしを見つけてくれたね
ここにずっと居たんだよ

数日後は もう ここには居なかったかも

みんな綺麗な時期に
選ばれて 運ばれて 行ったんだ

でも わたしは残った
なんでかな
みんなと変わらず
咲いたのに

アピールが足りなかったかな
花の色が気に入られなかったかな
もっと大きくならなかったから

いつも 水飲んで咲いたけど
花盛りを過ぎたら葉っぱだけ
でも 葉っぱと根っこは 元気だよ

ようやく願いが叶った 生き延びた
君に今日会えた

君の家に行ける
どんなとこだろう

生きれて うれしい


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