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物書き

#エッセイ
#詩


2024年10月も終わる頃
迷い猫が 
庭にやって来るようになった

くぼみがある庭石の水たまりの
水を飲み終わり
試しにツゥツゥと呼んでみたら
しばらくジッと見ていた猫が
そっと寄ってきた
人に慣れたようにグルグルと
喉を鳴らして頭をゴツンと押し当ててきた
誰かエサをやってるのかと

外猫にとって住みにくくなった現代に
生まれてきた猫
まだ生まれて半年くらいに見える

一昔は近所にたくさんいて
親猫が子猫をくわえた子育て姿も
見れた時代もあった

よく見かけるくらいいた猫
今はあまり見ない

帰りがけ  見かけていた猫もどこに行ったのか
最近  見かけなくなった

今の時代  野良が増えるから保護したり
ゴミあさりや糞の問題

飼うなら家猫で

下水道の普及で 側溝には水は流れず
最近は庭がない家も多く
水が溜まるとこなんてない

外猫は生まれたものの
なんとか生きていくしかない

その日暮らしのその猫の
頭を撫でながらいろんなことを
考えるわたし


「 ソノヒ グラシ 」

日々 喰らう
今日 なに 喰らおう
サラダを食べ
焼いた魚 煮た魚
焼いたお肉 煮込んだお肉
パン 炊きたてご飯

そして 枕を高くして寝る
なんて幸せ

そこには 夢や希望などは無く
その日暮らし

ただ 喰らい寝るのみ

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