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物書き

#エッセイ
#詩


3点セットで購入した
スポーツウェアを着ると思い出す

かつて 冬のマラソン大会を目指し
慣れるためにも
半年前から走ったことがある

通勤時に走った覚えもあるから
当時  若さもあり元気だったんだな
あの時は と

長距離は走りながら
いろんなことを考えることが
好きだった

マラソンは 山登りも一緒かな と
ある目標のとこまで
ひたすら目指す

やっぱりその間 何か考える

自分が今までやってきたことや
感じたことがすらすら書けそう

考えた末は
"  今この時間は この時のためにあるんだ"  に
行き着く

当たり前だけど 体はひとつだから
ふたつ同時に実行できない
道はただひとつ

若い時はアレもコレもやりたいが
歳を取るということは
今あることをみんなに遅れない程度で
こなしていくことが
体と心に取って  大事かなと …

思うのであります


「 伐採の日 」

順番が来る
80年程 生きてきたが
その時が来る

辺りの同い年は
次々倒され 切り刻まれ運ばれた

仲間の匂いがする
ヒノキ 杉の木 針葉樹 広葉樹が
次々 倒れていく

太陽を久しぶりに見た

長年みんなで繁った森は
山肌が見え
幼い頃に浴びた日が当たる

今日わたしは切られる …

そして 新しいカタチに変わる

その時を待つ

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