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カンパニーオブヒーローズで学ぶ戦車道:サンダース大付属高校編

こんにちわ、瀬場拓郎です。

ところでみなさん、ガールズ&パンツァー(通称ガルパン)はご存知でしょうか?
戦車戦がスポーツとして認知された世界で、戦車に乗って女子高生が試合を繰り広げるこのアニメは2012年に放映され、今なお最終章と称して作品が作られる人気作です。

俺も、大好きです。

このガルパン、もちろんメディアミックス作としてソーシャルゲームを始め、World of Tanksとコラボしたり、PS4でガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチなどが発売されております。

しかし個人的には、そのどれよりもガルパンっぽい気分を味わえるゲームが存在します。

それが今回ご紹介するカンパニーオブヒーローズでございます。

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このゲームは第二次世界大戦を題材としたRTS(リアルタイムストラテジー)です。
RTSとは、敵味方双方が文字通りリアルタイムで行動する戦略ゲームですが、日本ではあまり馴染みのないジャンルですね。

俺はこのゲームを大学生時代にかなりはまって、やりこみました。
このゲーム、極めてゲームバランスが良好でアップデートも頻繁に行われており、日本語も対応していたのでファンサイトもかなり賑わっていた印象があります。

一応、史実を追うゲームモードもありますが、今回は対戦を中心に俺の思い出を語るような感じで行きたいと思います。

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ではさっそくやっていきましょう。

このゲームの陣営は4つ、同盟国側のアメリカイギリスと枢軸国側のドイツ国防軍と、ドイツ軍のパンツァーエリートです。

三ヵ国しかねぇ!

ちなみにこのゲーム、同盟国と同盟国、枢軸国と枢軸国で対戦は不可能です。

陣営の少なさ、そして対戦のマッチングのバリエーションの少なさ、一見すると欠点に見えますが、これが対戦における絶妙なゲームバランスを実現するコストを低減させており、俺はこの判断を支持します。

どんなにバリエーションがあっても面白くなくちゃしょうがないもんね。

ちなみにイギリスとパンツァーエリートは拡張版で手に入ります。
今で言うとDLCですね。
初期はアメリカとドイツしかいなかったのだ。

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では、ゲームスタート。

サンダース大付属高校vs黒森峰女学園の試合です。

さっそく兵士を生産するために工兵に兵舎を建てさせる。
こいついつも建物作ってんな。

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兵士たちを作ったら、資源を確保させましょう。
このゲームの資源は3つ!

マンパワーと、

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弾薬

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そして燃料だ。

マンパワーは歩兵の生産と兵力の総数弾薬はアビリティの起動や装備のアップデート燃料はもちろん戦車などの車両生産に関わります

このゲームはこれらの資源を確保して、自軍を強化し、最終的に―――

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フィールドに3つしかないこの戦略ポイントを2つ以上確保して、先に相手のポイントを減らした方が勝利するのだ!

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さて、どうするか。

RTSは戦略ゲームで頭を使う、というのは間違いで試されているのは瞬発力だ!
兵士の生産、行動予約、コンマ1秒の取り合いが、最終的に大きな差となって表れる! いちいちマウスで操作していてはとても間に合わないので、対戦ではショートカットキーを体に叩き込んでいるのが前提だ!

特に戦術級RTSと呼ばれるこのゲームではそれが顕著である。
このゲームはスポーツなんだよ!

まずは兵士を4人生産しよう。
とりあえず話はそれからだ。
それから燃料の確保だ。

装備をアップデートするにせよ、何にせよ燃料は必要だからな。
選択肢としては、燃料を集めて兵士にBARを装備させる即BAR戦術か、燃料補給所を建てて車両を生産するか、今回は戦車をメインテーマに据えているので、車両を優先しよう。

こう書くと「あ、このゲームは燃料が大事なんだな」と読者の方は思われるかもしれないが、それは初心者の発想だ。

このゲームで最も大切な資源は時間、そしてマンパワーである。
それについては後で説明するとして、今は状況を見てみよう。

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これはリプレイ機能から参照した開始5分後の状況である。
青がアメリカ、赤がドイツである。
押されてますね。

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というのもこいつら、工兵を大量生産しまくって、数の暴力で戦場を圧倒しようとしている。
工兵スパムと呼ばれる戦術だ。

基本的にこのゲーム、段階的に自軍を強化していくのだが、序盤から資源を確保しまくって、いきなり戦車を出すという戦術もありえる。
戦闘に適した兵士を生産せずに、工兵を量産していることからもそれが伺える。

実は、いくらマンパワーの資源を確保しても思ったように総量を稼ぐことは出来ない。
資源ポイントにおけるマンパワーは、領土を繋げる意味が大きい(司令部まで領土が繋がっていないと、資源が手に入らない)。

つまり、どれだけ相手に資源を取られようともマンパワーは敵も味方もほとんど平等なのである。
これがミソで、限られたマンパワーを何に使っているかで、相手の取ろうとしている戦術を予測することが可能なのだ。

そしてマンパワーが平等であるということは、部隊を一個失うとそれがそのまま相手との差になってしまうのである!

仲間を大事にするんだ。

それが大洗だ!

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ゆえにこのゲームで一番大切なコマンドは撤退である。

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それからこのゲームは、ドクトリンと言って、3つある内の1つを選択して色々なアビリティや、ユニットを得ることが出来る。

1度決めたらやり直せないので注意だ。
今回は戦車を中心とした立ち回りを選択するために、機甲中隊を選択しよう。

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よし、堅実に巻き返していくぞ。

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うちの工兵をアップデートして火炎放射器を装備させた。

汚物は消毒じゃー!

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そんなこんなで燃料を確保したので、戦車基地を作る。

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出ました、M4シャーマンです。

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敵が拠点の近くにバンカーを建てているが、関係ねぇな。

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敗走するドイツ兵。

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こいつはM18ヘルキャット。
こうしてみると内部も結構、作りこまれている。

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まずい、敵の対戦車砲だ!

アメリカ軍の戦車装甲は紙なので、下手をすると撃破される恐れがある。
ていうかこのゲーム、戦車砲が強くてこれが3つくらいあればティーガー戦車だってやばいです。

生産に燃料使わないしね。
だから俺も対戦の際には保険として2つくらい生産して司令部に置いておきます。

弱点は機動力が無いということと、歩兵戦力に弱いということですかね。

ま、いくらアメリカの戦車とはいえ、背面から撃たれない限り、少なくとも一撃で撃破されることはないであろう。
撃破されなくても最初の一撃でエンジンを破壊され、機動力を失ったところに二発目を叩き込まれて撃破されるのが現実的だろうか。

つまり食らったら終わりだ。

アメリカ軍の戦車は紙で出来ていて、ほとんど動く棺桶なんだよ!

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まぁ、そのぶんコストも低いのだが。

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あっ、敵が装甲車を出して来たぞ。

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ふん、こざかしい。

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ドーン! パシュッ!(白旗の出る音)

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おっ、敵が戦車を出して来たぞ。

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しかしこの状況で多勢に無勢である。

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ドーン! パシュッ!(白旗の出る音)

だが何度も言うようにアメリカ軍の戦車は戦車ではなく動く棺桶なので、1輌ぐらいやられるかと思ったが、何とか無事だった。

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ちなみにこのゲーム、かなり戦車のステータスが細かく設定されていて、たとえば攻撃を食らっても、それがエンジンダメージか、履帯へのダメージか、はたまは主砲にダメージがいって砲撃が出来なくなったりかなり細かい。

もうこれでガルパンのゲームを出してよ。

ちなみにこのゲーム、有志によるMODでガルパンの戦車スキンがあります。

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あとはM26パーシングのかっこいい姿を眺めつつ―――

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仲良く司令部を砲撃してこの試合は終わりだ。

続く

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