瀬場拓郎とヴァシリのVALHEIM北欧神話:15
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前回までのあらすじ
第3のボス『大骨』の居場所を探るため、意気揚々と船で出発した瀬場拓郎だが平地で虫に刺されて死んでしまう。
ヴァシリの助けを借りて装備を回収し、2人はそのまま地図を頼りに大骨の待つ島を探す。
やがて沼地の奥に大骨の祭壇を見出した瀬場は、ヴァシリの置いたポータルを尻目に、ロングシップで拠点『苫小牧』に帰還するのであった。
苫小牧に帰還する。何だか懐かしい気分だ。心なしか俺もヴァシリも少し老け込んだ気がする。大骨を巡る探索の旅は、2人にそれだけの心労をもたらしたのだ。
ところでこのバナーお洒落だね。ヴァシリが作ってくれました。
懐かしいついでに最初の拠点『札幌』へ帰る。
あ、暖炉の火が消えている。光が無いと何て寂しいんだ。
急いで焚き火という焚き火に火を入れる。
暖炉の前で思い出話に花が咲く。
瀬場「いや~この世界がこんなに広いとは思わなかった」
ヴァシリ「ほんとにな」
瀬場「この周辺ですら広いと思ったのに」
今はこのスケールだもんな。このスケールでまだ半分どころか、たぶん10%にも届いてないからね。
最初に作ったアイテムを発見する。
最初のこのぼろっちい服が、
こうなって、
俺たちも進歩したよな~。
瀬場「で、話は大骨なんだけど」
ここで俺は方針をヴァシリに説明した。ボスに挑む前に装備を最大限強化し、準備を整えること。捧げる供物が何か分からないので、心当たりのあるものは全部試すこと。以上の2つである。
一見、単純だが、
1・装備を強化するためには鉄が必要である。
2・鉄を獲得するにはダンジョンに行く必要がある。
3・ダンジョンに行くには沼で見つける必要がある。
4・沼を探す必要がある。
という工程を経なければならない。このゲーム、資源がリスポーンしないので、常に新しい鉱脈を探さねばならないのだ!
というわけで、予め函館の沼地で発見したダンジョンで採掘を行う。
船で輸送する。
ヴァシリが製錬炉の配置を変えた。
炭焼き窯から排出された炭を、シームレスに製錬炉へ投入する仕組みである。
鉱石の投入口は港側に向けられており、
スムーズな鉱石の投入が可能となっている。
精錬した鉄でアイテムを強化する。
バフを得るための料理も忘れてはならない。新料理カブのシチューを作る。
ソーセージも忘れてはならない。
沼へ行き。
ダンジョンへ潜り。
鉄を取って帰る。我々はこれを根気強く繰り返したのである。
たまに屋根に上って休憩。
強力な蜂蜜酒をヴァシリが作ってくれた!
瀬場「いよいよ大骨に挑むぞヴァシリ!」
ヴァシリ「そうか実は俺にも考えがある」
瀬場「ほう」
ヴァシリ「キンキンに冷やした物体を、急激に熱すると割れるだろう?」
瀬場「ああ」
ヴァシリ「相手はスケルトンだ。骨だ。氷の矢と、火の矢で、ワンチャンそういうことが出来るんじゃないかと」
瀬場「んなわけねぇだろ、と言いたいところだがこのゲームならありえるかもな。ところでその足どうなってるんですか?」
いざ、出陣。函館のやぐらに据え付けられたポータルで大骨のところへ!
行くぞぉ! ここだぁ!
色々と供物を試す。ダンジョンで見つかる古くなった骨を投入すると手応えがあった。10本も入れるんですか?
瀬場「俺、1本しかもってきてねぇや」
ヴァシリ「大丈夫、俺が30本持って来たから」
ヴァシリのおかげで事なきを得る。
古くなった骨の残り9本を投入。祭壇がファーンってなる。
来るぞ!
出た! HPバーだ!
何だこいつ!
大骨って言うからてっきり巨大なスケルトンかと思ったらスライムの仲間じゃねーか! まぁ、スライムは打撃属性に弱いから鉄のメイスは有効だけれども。
毒のダメージがえぐい。
ヴァシリは凍らせてから火の矢を射るろ言っていたが、氷の矢しか有効なダメージを出せないようだ。
巨大な頭蓋骨を盾に、時間を稼いで大量を回復する。大骨はときどきスケルトンやスライムなどの雑魚を召還する。取り合えず、1人が大骨を引き付けて、もう一人が攻撃する戦法で行く。
ヴァシリが死んだ。おい、マジか。
俺一人で勝てるのか? 耐える。
4分ほど持ちこたえて、ヴァシリが戦場に復帰した。
「こんにゃろう!」
こんな土壇場で、かつ今更だがマウスホイールクリックで強攻撃が出せることが判明する。
もう少しだ! 行ける行ける。ダメ押しのスタミナ回復蜂蜜酒を発動する。
トドメだ!
「ウオオオオオオオオオオ!」
バチコーン!
大骨を撃破した!
続く!
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