瀬場拓郎とヴァシリのRAFT漂流生活:2
前回はサメの猛攻をしのぎつつ、いかだを発展させていった。
飛行機のある島
ぐぐぐ………。
「へあっ!」
よし、サメの餌を投げた。こいつをサメが食っている間に海底を漁るぞ!
ってこいつら、餌をほったらかしていかだを食ってやがる。このいかだにたいする執着心なんなの………。
もういいや、あんな奴ほっとこ。
靴にジャガイモを植えてみる。育て育て。
靴を見つめていたらヴァシリが島を発見した。
「船長、ここは飛行機の墜落しているレアな島です!」
「よし、上陸だ。飛行機は今回のトップ画像に使うぞ!」
「おおー」
「へー」
「どうですか船長!」
「暗い」
「朝を待ちますか?」
「そうだね」
朝日に向かって餌を投げる。
再上陸。
「おおー、いいね」
「満足しましたか」
「うん、よし、次行こう! 次!」
船を作るヴァシリ
「このバカチンが!」
槍を手にサメへ立ち向かうヴァシリ。
船舶が好きな彼は今回、いかだの設計担当に任されている。それだけにサメを追っ払う手にも熱が入るのだ。
いかだの先端がとがり始めて来た。
島を見つけ、
サメの餌を投げ、
アイテムを回収する。たまに海底にはアイテムが格納されたインベントリを発見することが出来る。
アンカーを建設した! これで使い捨てのバケツとはおさらばだ!
島の上からいかだを見る。何となく完成形が見える。
「あああああああああああああ!」
ヴァシリの悲鳴が上がる。また死んだらしい。
世話の焼ける奴だ。
復活。
砂を精錬してガラスを作り、アドバンスド清浄機を製作する。こいつは厚板を消費しないエコなマシーンでありがなら、大量の水を浄化できる!
徐々に出来上がっていくいかだ。
ちなみにいかだの土台は、鉄と釘でサメに食べられないように補強することが出来る。
鉄と釘を集めて土台を補強し、いかだを拡張していくのがこのゲームの肝だ!
動物たちと触れ合う
鳥の巣を作る。いかだに置くと、定期的に鳥がやってくる。弓を作ったので、狙撃して肉をとろう。
サメが死んだ。ちなみにサメの頭だが、被れる。被ってみよう。
視界の上下にサメの歯が出現! 邪魔!
でかい島
建設を進めていくヴァシリ。
「船長! 行く手にデカい島が!」
いかねば。
でかい島にはいっぱい資源がある。
島の上からいかだを見る。おおー。
酸素ボンベをつくる。口にペットボトルを咥えているだけに見えるが、酸素ボンベである。
横着なヴァシリは二階から樽をとる。
ひゅっ! 物理法則を無視した回収!
ベッドで寝るヴァシリ。ベッドだが、見れば見る程ゴミの寄せ集め感がすごい。何だその枕。
いかだが矢印みたいになってる。つーかもう、いかだじゃないよな。
ヴァシリ、バーバリアンと化す
弓などの装備が充実した結果、「サメは戦って倒してから上陸した方が安全」論を展開するようになったヴァシリは、弓を手に人魚のようにサメに立ち向かう。
炉を増設、椅子も設置してだんだん生活にゆとりが出て来た。
「ああああああああああああああ!」
しかし油断すると自然の猛威が我々を襲う。ヴァシリよ、また死んでしまうとは情けない。
死体が近くの島にスポーンする。
順調に発展していくいかだ、っていうか船。
クッキング
鍋を作った。
拾ったレシピを張り付けられる。さっそく料理をしてみよう。
ヴァシリが料理に挑戦!
「はい、これが鶏肉です」
「こちらが島で採れたレッドベリー」
「食材をテーブルに置いて………」
「あっ、燃料の厚板が無かった」
鍋に吸い込まれていく食材。
「お皿を出して待ちます」
ちなみにこの皿、使い捨てである。
長い。
出来た!
「出来ましたシェフ!」
料理を待つのに飽きて炉に金属をくべるヴァシリを呼びに行く。
「え? あ、ほんとだ」
出来た。普通に美味そう。アスパラガスは材料になかったはずですが。料理は食べると食料ゲージが伸びるなど、バフを得ることが出来る。
「今度はこのサーモンを使った料理をお見せしよう」
と、サーモンを抱えるヴァシリシェフ。
「それと銀の藻」
「パイナップルを置いて………」
謎の力で鍋に吸い込まれる食材たち。
待つ。
夜になった。
出来た。このゲーム、料理のグラフィックがすごい凝ってる。やっぱり美味そう。
「美味しいね!」
ストーリーを進める
「ああっ」
ヴァシリが声を上げた。また死んだのかと思ったら、なんか甲板をウロウロしている。
「ミスったな。俺の設計だと、ヨコ5マスなんだけど、この船、4マスしかねぇ」
「はぁ」
「どうしよ」
「増設したら?」
「いや、このままいくよ」
さて、ところでこのゲーム、ただいかだを拡張して漂流するだけのゲームではない。ちゃんとストーリーというか、メインミッションがある。
ストーリーを進めるとTキーで開けるジャーナルに、情報が追加されていく。
何だかよく分からんが、いつの間にか手に入るアンテナとレシーバーを作る。
こいつがレシーバーです(テーブル込み)。こいつにアンテナを繋げると―――
ピコーン、とレーダーが表示される。隣の機械で周波数を合わせて、信号の発信源へ向かうのだ!
まぁ、向かうと言っても動力が無いので、風に流されるまま近づくだけなんだけど。
向かっている間にヴァシリが大きな花壇を作った。ここで椰子の木やマンゴーを植えることが出来る。
「どっち植える?」と、ヴァシリが聞いてきたので「マンゴー」と答えると「じゃあ両方植えるわ」と言われた。じゃあ聞くなよ。
その後、料理をしたり、
島に突撃して資源を収集しながら、目的地を目指す。
嵐の中、二人で釣りをしていると「見えてきました、船長!」
遠くにうっすらと見える異質な人工物。
「向かうぞ!」
しかし漕いでも漕いでも近づかない。
「船長、向かい風です! 俺たち離れてます!」
「漕げ! とにかく漕げ!」
「二人で漕いでも速力に意味は無いです」
「じゃあ交代で漕げ!」
近づいてきた。
「船長、こんなものでいいんじゃないでしょうか」
「そうか?」
腹ごしらえをして―――
出発!
ギャー! サメに食われた。
死亡。
「船長!」
助けに来たヴァシリも死亡する。
「え? これで終わりかい?」
「ですね………」
「お前、いかだを作り直したかったんだろ?」「実はそうです」
「またやり直しか」
「その方がnoteも盛り上がるでしょう」
「別にやり直しが芸風ってわけでもないのだが………」
新たなセーブデータでやり直し!
続く。