瀬場拓郎とヴァシリのVALHEIM北欧神話:10
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前回までのあらすじ
沼の探索を進めるヴァシリは、ついにダンジョンを発見した。瀬場拓郎はヴァシリと合流し、ダンジョンの探索を進めて鉄の原料になるくず鉄と、次のボス『大骨』の位置を見出した。
大量のクズ鉄を船に積み込んで、溶解炉のある拠点『囲炉裏』へ向かう瀬場拓郎であったが、その途中で未知の怪獣に遭遇するのであった。
ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!
ちょっ、何! 何いまの!
くそっ、ヴァシリが変なこと言うから現実になっちまったじゃねーか!
「マジで? あっはっはっ」と、ヴァシリは笑っているが、こっちはそれどころではない。
こいつ船についてくる! 名前はサーペントというようだ。効くかどうか分からんが、弓で応戦する。
おっ、それなりにダメージが入ってる。
おっ、帰って行くぞ。
帰って行かない! 船をどつかれた!
港まであと少し! まさか浅瀬まではやってこないだろ。
うおおおおおおおおお!
到着。
さっさとクズ鉄を荷車に積み込め。
船の耐久力はギリギリだった。あぶねー!
休憩だ休憩。俺にはその権利がある。
よし、クズ鉄を精錬だ。
地面が揺れ出した。奴だ!
来たなバカチンめ。
オラァ!
ていてい!
撃破!
二体目も討伐する。ヴァイキング界のリヴァイとは俺のことよ!
鉄だ!
レシピがスゲー追加されていく。
とうとう石切りを作成した。もう名前で分かる通り、こいつで石造りの建物を建設できるようになった。修理も出来るぞ! 隣の廃屋を改修するときが来たのだ!
「出来る! 私にも修理が出来るぞ!」
思わずシャアの物まねをしてしまう。
それだけではない、石の床、壁も作ることが出来るのだ。
感覚的には積木に近い。
ただ、木の建物に比べて頑丈なせいか、かなり高く積み上げても力学的に安定している。この石の建物を土台に木の建物を作ることも出来るので、建築の幅が広がった。
最終的にはこんな感じのやぐら風の建物に改修してみた。
囲炉裏の近くで別角度から。
ヴァシリが「見て見て」というので見て見ると、鉄で両手斧を作って振り回して遊んでいる。
ぶおん。
あぶねー奴だ。
その他にも焚き火の強化版ともいえる火床というのも作れるようになった。すごい、拠点の快適性が9に上がったぞ。
ヴァシリと今後の方針を練る。我々は鉄器時代に移行したが、鉄系装備を作るには、まだまだ鉄が必要だ。だって、鉄のツルハシ作るのに鉄が20個もいるんだもん。
そこで我々は本拠地を沼地の近くにある拠点『漁港』へシフトすることにした。画像の真ん中、MINATO1と表記されている場所である。何故なら鉄の材料であるくず鉄は、いまのところ沼地のダンジョンにあるゴミ溜めからしか採掘出来ないからである。
また、漁港の北の黒い森はまだ開拓が進んでいないため、手付かずの銅やスズなどの資源も大量に眠っているに違いない。更なる発展を期するため、探索を進めるためにも漁港が最適だと判断した我々は、まず漁港の拡張を進めることにした。
ありったけの資源を持って漁港へ向かう我々。
到着する。あれだ!
これから作るであろう未知のアイテム、設備を想定して拠点内を広めに作る。
すると突然、沼から悪臭が漂って来た。このパターン、本シリーズを読破しているみなさんならお気づきであろう。
沼地のモンスターが攻めてきたのである。
屋根の上からヴァシリがスケルトンを撃つ! かっこいい。
よし! 俺も頑張るぞ!
と、ドラウグルへ向かって行った直後、いつの間にかヴァシリが拠点の周りに張り巡らせていた堀に落下して死亡する俺。
まさか味方の罠で死ぬとは思わなかったが、臭いは去った。
建設を再開する。石造りの建物を実験してみよう。
木よりも堅牢で安定している石であるが、力学的な許容範囲は木よりもせまく、ちょっとでもうまく行かないとすぐに崩れてしまう。
試行錯誤を繰り返す。
ヴァシリが掘りを張り巡らせたせいで通行が不便になってしまった。
石橋を架ける。ブリジストンだ!
完成。おーいいね。ちょっと階段がくどいか?
あ、ドワーフがやってきた。
彼も橋を気に入ってくれたようだ。
石でテラスを作る。石と木でもう一つ違う特徴が、木と違って屋根が無くても劣化しない点にある。
テラスが完成。
綺麗な眺め!
「おーい、ヴァシリも来いよ!」
「わーいい眺め」
「いいでしょ」
石造りの床の上に製錬炉と炭焼き窯を置いてみる。
あー良い感じ。敵が入ってくるので、ヴァシリが橋に門を付けた。
もう一つ橋を作ろう。
ヴァシリが丘の上から切り倒した丸太が転がって堀に橋を架けた。
敵が渡ってくるだろうか? ちょっと置いて見て見よう。
今日もいっぱい働いたね!
続く。