瀬場拓郎とヴァシリのVALHEIM北欧神話:2
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さぁ、続きをやっていこう。
前回は作業台を作ったのだが、作業台は屋根がないと作業をしたくないというので、家を作ろう。ちなみに作業台を作らないと家は作れない。どういうことだってばよ。
地面が平じゃないので高床式にする。
窓と言う概念がまだないので、半分の壁を窓に見立てる。
材料が足りなくなったので木を切る。オラオラオラ!
あっ、その角度はマズイかも。
家が!
なんとか家は無事だった。
2×2マスで作ったけど、ちょっと狭いか? 焚き火とか置いたらたぶん、焼け死ぬだろう。
増築する。
こんな感じかな?
どうだろう。
とりあえずドアを付けて完成。
焚き火を置こうとしたが置けない。地面じゃないと置けないのかな?
ヴァシリから「屋根が開いていれば焚き火を置けるのでは?」というので、煙突を作って焚き火を設置してみたが駄目だった。
作業台を設置する。休まる感じがするらしいです。
そこへ周囲の探索を終えたヴァシリが返ってくる。
「作業台を置いた」
「あ、ほんとだ」
作業台は物を作れるほかに、アイテムを修理したり、アップグレードが出来る。木の矢を作れるが弓はまだ作れない。未知のアイテムがあるらしい。
作業台を置くともう手狭なので、再び増築を開始する。この家、宙に浮いてる!
木を伐採。
転がる丸太を「あぶね!」飛んで避けるヴァシリ。丸太が家の前の焚き火に衝突してダメージを発生させる。
ヴァシリが調理器具を設置した。これで肉を焼こう。焼きすぎると消し炭になるので注意。
新しい部屋の屋根を設置。隙間なく詰めていく。これが思ったより難しいんですよ。雨風を凌げるのが屋根だけみたいで、ARKのような四角い豆腐ハウスは無理のようだ。
天井の隙間がもどかしい!(あきらめました)
ベッドを置いたらフギンさんが来た。ちょっと、そこあなたのベッドじゃないですから。
家がそこそこ出来たので、俺も外を探検しに出かける。
外にはいろいろ廃墟めいた建物がある。近くに作業台があれば解体も増築も可能である。
戻ると早速ヴァシリがインベントリを四つ置いていた。このインベントリ、容量がクッソ少ないのだ。あと、作業台をアップグレードする切断機を隣に設置している。
このゲーム、何かを作る装置の周りにアップグレード用の器材を置くことで、制作できるものが増えていく仕組みらしい。
探検に出てみる。この世界、ところどことこうしたヒントを教えてくれる石がある。たまに役立つことを教えてくれる。
空を見上げる。おお、すげぇ。このゲーム、ピントの切り替わりが見たいときに変わってくれるのがすごい。
「瀬場、空を見てみろ!」
「ああ、いま見てる。なんかでっかい木があるな。星空もきれいだ」
雄大な自然を前にしばしば感動に浸るのであった。
あ、イノシシがいる。イノシシからは皮が取れる。一匹に付き一枚しか採れないので、集めるのに苦労する。というか苦労した。
川の近くに半魚人がいる!
「そいつ半魚人じゃなくてトカゲの仲間だよ」
倒すと尻尾を入手した。
「尻尾は焼いて食べるんだよ」
と、教えられた。
イノシシを狩りまくって弓を作った。
あっ! ヴァシリがよりヴァイキングっぽいヘルメットを被っている! いいなー、俺も欲しいなー。
「へっへっへっ、いいだろー」
その後、弓をその辺を走る鹿とかに試したが、強力な反面、物理法則に従って放物線を描くので当てるのが難しかった。
北の方へ進んでいくと再びフギンさんがやってくる。今日はなんすか?
「戻れ! ここは危険な場所だ!」
あ、はい帰ります。どうも最初のボスであるエイクスュルを倒すレベルに達しないと危ないみたい。エイクスュル………エイクスュルって、発音できないのは俺だけか?
確かに造れる防具やアイテムが増えたから、そういうのを作って足元を固めてから挑むべきだよな。
鹿の皮で一段上のヴァイキングに変身する! かっこいい!
ボス戦へ挑んでもいいんじゃないか? ということでボスの祭壇へ。フギンさんが言うには、ここで供物を捧げればエイクスュルを召還できるらしい。
「でも、何を捧げたらいいのか分かんねぇんだよな」と、ヴァシリ。
調べると「彼の親族を狩れ」と出てくる。
「彼の親族って何なんだろ」
ヴァシリは首をひねるが―――
「いや、思いっきりルーンストーンの上に鹿いるじゃん。鹿にまつわる何かを捧げるんじゃないの?」
「鹿なんていたか?」
「いるよ!」
たぶん、鹿を狩るとトロフィーが出てくるので、それを捧げるのだろうか。あるいは鹿の皮か。肉はイノシシも鹿も共通だし。
ボス戦に備えて準備をする俺たち。新しく皮のケープを作ってみた。ヴァシリはまだズボンを履いていない。
せっかちな俺は祭壇でヴァシリを待つことにした。でも鹿のトロフィーで本当に良いのだろうか? ARKではアーティファクトを集めなければならなかったが―――
そう思って祭壇で鹿のトロフィーのセットされた7のキーを試しに押す。
何かが起動した。
辺りが急にそれっぽい雰囲気になる。
「ヴァシリ! 早く来い! ヴァシリ!」
「え? 何や何やどうしたの」
「すまん! 鹿のトロフィーを捧げちまった!」
「まだ俺来てないじゃん」
「試しにやろうとして―――ああ! 上部にHPバーが出て来た!」
「あ、ほんとだ」
うおああああああ! 何か来た!
「ヴァシリ! 早く来い!」
「わ、わかった」
鹿の化け物だ! 俺がこん棒で応戦していると、ヴァシリが来て弓で支援する。
「そのままボスを引き付けていろ! 俺が弓で援護する!」
「OK!」
「オラッ! 死ねボケ!」
凄いスピード感のある映像だ! エイクスュルは電撃を飛ばしたり、普通の攻撃でもその辺の木を倒して来たりするので危ない。
倒した。
ボフッ、と爆発四散、というか雲散霧消するエイクスュル。
勝った! 勝ちましたよフギンさん! フギンさんの言うところによると、トロフィーを最初の祭壇(プレイヤーが最初にリスポーンするとこ)捧げると神々が微笑むらしい。
「フギンさんは何て言ってるの?」
ヴァシリにはフギンさんが見えないのだ。
「何かボスのトロフィーを最初に捧げると神様がニッコリ笑うらしいよ」
「それで? ニッコリ笑うだけ?」
「わからん。鬼の形相するよかマシだろうけど」
話していてもらちが明かないので祭壇へ行く。
ここに―――
トロフィーを付ける。Eで能力を発動とある。
発動してみた。
あ、フギンさん!
エイクスュルの力を授けられ、この力は必要な時に使えるものらしい。
次は黒い森へ行けとのお達しだ。
とちあえず(精神的に)疲れたので家に帰ってヴァシリとベッドで休んでみる。二人で休むと、夜を飛ばして朝になる。
「はぁ~、疲れた」
外は雨である。ゲームとはいえ、雨の日に外に出るのは何か気が進まない。特にこのゲーム、雨に濡れるとスタミナ回復が遅くなったりするデバフがかかるのだ。
すると突然、森が動いている……という表示が。え? 何? このゲームが森が動いたりするの? ロード・オブ・ザ・リングのエントみたいに?
するとモンスターの大群が、拠点を襲撃してきた!
「そんなの聞いてないよ!」
続く……
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