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組織における「肩書き」のあるべき意味は、トップがやりたいことを、その人にさせられる職務すなわち権限と役割とを示した職位です。 #514

これを「分業が出来てる」とか「責任を持たせる」って言うねん。

こうした肩書きを持つ人が、社長の周りに何人いるかが問題やねんで。
5人より10人、10人より30人っていてるほうが、組織づくりにおいては先を行っていることになるんねん。

いたずらに「長」のついた肩書きの人が多い事と違うで。間違わんとってな。
実行できる人たちが必要やねん。
その人たちに、トップはプロジェクトを明示せなあかんで。

最高位の肩書きを持つトップの組織管理上の役割は、第一に、全ての経営問題について方針を決定することやねん。
方針の決定とは、目標と軌道、「絶対にすべきこと」と「絶対にしたらあかんこと」とを示すことやで。

第二に、人事と投資のあり方を決めることやねん。
これだけは、他者に任せたらあかんし、会議で多数決で決めるとか絶対にあかんで。
トップ自身が一人で考えて、一人で決めてや。
そのためには、情報を集めて、人々の意見を個別に聞き取る必要があるねん。そやけど、決断するのはトップ一人やで。これがほんまのワンマン経営やねんから。

第三に、スタッフや部下にまずい言動があった時に、臆さずに叱り飛ばせることやで。
部下に文句が言えへんようでは、トップと違うで。
処罰をするかどうかは、その後で検討すきべきことやねん。

第四は、これまでやってきたことについて、やめる決断やで。
取締役や理事を意味する英語「エグゼクティブ」の語源って、「エグゼキューション」という英語の古語やねん。これは「断念すること」を意味してるんやで。エグゼクティブとは、「やめる決断をする人」のことやねん。
新しく何かを追加する人の事と違うで。

トップは、取締役の中でも、やめる決断を最も速く的確にできなあかんねん。新しいことをどんどん始めることは、誰にでも出来るやんな。
そやけど、結局どれも欲張りすぎて何も得られんで失敗するやん。やめる事をどんどん出来へん限り、新しいことに経営資源を集中して全力で成し遂げられへんで。

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