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コモディティグッズ対策は、一品大量の生産前予約発注です。 #632

セブンイレブンは、世界最大の発売量を誇る出版物「週刊少年ジャンプ」を、週ごとに自社向け分の印刷量を発注してるんやで。知ってた?

コモディティグッズは生産前に一括発注する品目があってこそ、1)数量確保と、2)仕入原価安が実現するねん。

そうやないと、コモディティグッズを市場価格よりも安くすることは難しいねん。
そやから、多店化と商品構成の全店標準化と販売予想力とが不可欠な条件となるんやで。

ノン・コモディティグッズは、ファッション性と、コーディネーション、便利さ、とかが要求されるねん。

コモディティグッズとノン・コモディティグッズとでは、売り方も仕入方法も違うべきやねん。
商品部の組織もバイヤーの育て方も違うで。
それぞれに必要な技術や才能や適正が違うねんから。

売上高の多いとこの、売上高の3割から4割はコモディティグッズやで。
例えば、冷凍食品のコモディティグッズ化が急速に進行してるやん。
今後はスーパーの冷凍ケースは全売場の4割を越すこともありうるで。

レトルト食品もコモディグッズ化してるやん。
一食あたり300円前後で300キロカロリー未満の美味しいヘルスフードが増えたら、もっともっと増えるんやない。

悲しいかな、コモディティグッズ化に対応できそうもないとこが多いのが実情やねん。

衣料で店長以下1人あたりの売場6坪、食品で8坪と、典型的な人海戦術型の作業システムにとどまってるやん。
まだこの上に人を増やして3坪にしようとしてるとこもあるやん。

ノン・コモディティグッズでも食品では15坪から25坪、非食品やったら40坪から50坪やで。
コモディティグッズの場合は両方とも、1人あたり80坪っていう広大な売場でないとあかんねん。

少人数の作業システムがつくれるかが、コモディグッズを扱う際の、最も困難な重要課題やねんで。

10%の粗利益率が想定やったら、1人60坪未満では利益は確保できへんで。

コメディティグッズを主力とするフォーマットって、殆どが倉庫型陳列形式やんか。
倉庫型陳列の店舗で、品目数を極端に絞り込んで、補充には人力を使わずにフォークリフトを使ってるやんな。
子供や主婦の使う家庭文具とは違う揃え方をした事務用品とか、スポーツ用品やペットでも倉庫型店舗になってるやん。

ペットの場合は、エサとペット用住まい用品を売ってるんやけど、作業システム上、手数のかかる商品は除いてるねん。

倉庫型陳列形式の決め手は、
1)コモディティグッズのセレクションと追加集荷システムの徹底
2)粗利10%で利潤分配率25%
3)そのためには1人当たり80坪となる作業システムが必要

コストコ見たら分かるやんな。


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