何者かになりたい君へ
日本の夏ってこんなに暑かったっけ?
少なくとも、もっと優しい暑さだった気がする。
外に出ると閃光のような明るさと身体に纏わり付く熱気とアスファルトの熱放射。
それに加えて喧しい程の蝉の声。
それらが一気に襲ってくる。
私は夏が好きだ。
夏の異常過ぎる暑さが全てを溶かしてくれる気がするし、異常なこの季節だけが私の異常性を唯一認めてくれているようで少しだけ嬉しい。
このタイトルを見てnoteを読んでくれている君は何かになろうと苦しんで、寝れない夜を過ごしている。近年、インフルエンサーだの自己啓発だのが流行して"何者かにならないといけない"と言った風潮が日本社会に蔓延している。
はっきり言って君は産まれて性を受けた時点で既に世界で唯一の何者かになっている。
知名度や名声、権力なんてのはそれこそHIKAKINに比べたら無いのかもしれないが、君がHIKAKINになれないようにHIKAKINも君にはなれない。
君はこの世で1人しかいない。
それを忘れないでほしい。
別にYouTubeでブンブン言わなくても、君は唯一無二であると言うことを忘れずに自分を誇って生きてほしい。
今既に何者かになっている全世界の人類へ。
熱中症には気をつけるように