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水曜日の卵
又吉直樹さんの『夜を乗り越える』を読んだ。
『火花』で話題になるもっとずっと前の創作に関するお話にグッときました。
わたしは、とにかく毎週水曜日に一本noteを書くことを30歳の目標として始めたけれど、そんなの甘っちょろいなと。
何度も読み返して、添削して、限られた文字数の中で自分の言いたいこと、表現したいことを書ききるための試行錯誤なんて、わたしは考えていなかった。
ただ日記のように綴っていこうと思ってnoteを始めたけれど、「スキ」がくるとやっぱり嬉しいし、フォローしてもらえると飛び跳ねてしまうくらい幸せになる。
これは、SNSのシステムに踊らされてるだけなのかしらん。
でも、書き始めて、公開するようになったら、欲が出てきてしまう。
何が良くて何が悪いのか、わたしは何がしたくて何がしたくないのか、行きつ戻りつしながら、このnoteと向き合わなければいけない時がきたのだろうか。
なにしろ、
これだ!
と思うことがないときは、てんで筆が進まない。
世の中の文芸に携わる人々を改めて尊敬してしまう。
文章を書くことを生業とする人たちは、日々の暮らしの中から、わたしのような凡人が簡単に素通りしてしまうようなことをつぶさに拾い上げて、考察し、文字にするのだろう。
わたしなんて、火曜日の夜になって大慌てで急ごしらえの文を書いて、水曜日に公開しているだけ。
テスト前の一夜漬けよりタチが悪い。
テスト前の勉強や、夏休みの宿題はかなり計画的にやるタイプだったのに。
しかし、まずはSNSが全く続かないわたしが、30歳の宣誓から早いことで約半年、1度も休まずにnoteを更新できていることに関して自分を大いに褒めちぎりたい。
それに加えて、もちろん水曜日に更新するルールはそのままに、これからは、数日かけて温めながら一本の投稿を書き上げていくことを今日ここに誓おう。
丁寧に、大切に、温めることを続けながら、わたしの産み落とした文章を孵化させていこう。
さあ、来週の水曜日にむけて、今すぐにでも取り掛からなければ。