2021を振り返って
・恋愛のはなし
今年のわたしは、一昨年の秋に始まって年末には終わった一瞬の恋愛のことを引きずっていた。
学生時代は自分に自信がなくて好きだなと思った人に全く近づくことも出来なかったり、勉強に青春を捧げていたりして、23歳にして初めて付き合った人だった。
全然自然じゃない出会い方だったし、すごくアプローチをしてもらって「じゃあ付き合ってみるか」みたいな付き合い方をしていたはずなのに、どうしてか会う時は嬉しかったり、真剣に悩んだり、そして振られた時はめちゃくちゃ悲しくて落ち込んだ。
失恋なんて引きずるものじゃない。
「そっか」で終わらせられれば良かったのに、何が悪かったのかなんて考えても答えなんて元から無いし、人の気持ちなんて理由もなく動く。それなのに、勝手に自信を失ったり恋愛について深く考えたりして、何度も吹っ切れたと思った心の片隅で、ずっと失恋を再生し続けていた。
わたしは、心配事があったり自信をなくすと自分の中のネガティブ哲学に陥って他のことにも集中出来ないタイプらしくて、仕事や、仕事のための試験も上手く集中できなくなったことがあった。
でも、友達に「別れるときに言われた理由なんて建前だし、人が人を好きになるのも好きじゃなく無くなるのも理由なんてないんだよ」って言われたのがすごく腑に落ちて、もはや、相手のことが忘れられないわけではなく、その人に未練があるわけでもなく、一瞬の楽しかった思い出と、自分が何が悪かったのかを考えることに執着しているだけだと気付いた。
マイナスな気持ちを引きずっているせいで、自分が自分にモヤモヤした現実を起こしていることにやっと気付いて、11月になってやっと「あ、もうこの恋愛については本当にどうでもいい。」とはっきり思えた。
過去を引きずってモヤモヤして輝きも曇ったままの自分が本当にもったいない。
途中から相手のことはこれっぽちもどうでも良くなっていたくせに、何を一人相撲をしていたんだろうか。わたしはそんなに悪くなかったし、ただ合わなかっただけ!次に恋愛をして例え失っても、引きずっていては自分の時間が勿体ないということは肝に銘じた。
・趣味のはなし
新しい出会いもあった。
ずっと興味があった中国茶を習いたいと思って年明け早々、中国茶を習える教室を探した。
HPを見つけた瞬間、ピンときた先生にすぐさまコンタクトを取って2月には体験レッスンに行った。
綺麗で大らかで、いつも背筋がピンと伸びた一目見るだけで憧れだと思う先生に出会った。
やっとずっとやりたかったことをまた一つ始められた。
中国茶のお点前は、動作が多いし手順が細かくて覚えられなかったり、蓋碗から茶杯にお茶を移すときに指先が熱くて「熱い!熱い!」って言いながらお点前をしたり、何かしらやらかすわたしに毎回先生に大爆笑される。でも、いつも淹れたお茶を褒めてもらえたり、レッスン前に雑談をするのも本当に楽しくて「先生」と呼ぶ存在の人にこんなに緊張しないのは珍しいなと思えるほど、居心地が良い。
以前先生に、「お点前を見ていればその人の性格とかが分かるんですか?」と聞いてみたら「心の乱れとか集中力はよく表れているから分かる」と返ってきた。お茶を淹れているときは、お点前をする指先、茶湯の温度や茶葉の具合、茶器を丁寧に扱うことに集中しなければいけない。そうやってお茶を淹れるうちに自然と精神統一が出来ている。
自分が淹れたお茶を飲んでもらって美味しいと言ってもらえると嬉しいし、何かモヤモヤするときはお茶を淹れるとちょっと心が落ち着くのはそのためだろうなと思った。
月に一回2時間のレッスンは毎回あっという間で、毎月の楽しみが出来て本当に嬉しい。
あと、好きなデザイナーが作る服の試着会に2回行けた。
服や身につけるものに対する考え方が変わった。
誰が見ても価値があるブランド品も良いけど、自分が身に付けたときに自分が大好きになれるものこそ自分にとって価値があるものだと思うようになった。
どうしたら自分が綺麗に見えるかを研究するために、骨格診断とかパーソナルカラーを独学で勉強をして、普段買い物をする時は好きなものよりも自分に合うものを優先させて買っている。
わたしは骨格ストレートでパーソナルカラーは春と夏だから、スカートはタイトスカートで、ワンピースも襟が詰まっていないリブ素材のものがよく似合うし、色もビビットカラーや黒よりも、パステルカラーや優しい茶系のものがよく映える。
それを分かっていながら、好きなデザイナーの服では明らかに骨格タイプに合っていないAラインのワンピースや襟が詰まっているワンピースを手に取りたくなる。デザインに惚れ込んで、それを着こなしたいと思ったならば仕方ない。
夏にトマトよりも赤い真っ赤なワンピースと、クリスマスプレゼントにドレスみたいな量のスカートのAラインのワンピースを買った。
・美容のはなし
「好きな服を着こなしたい」というモチベーションで今年は5kg落とした。
高校生の時に、大学受験のストレスで甘いものを食べ漁った結果太ってしまってから、太った体重をキープし続けて大学時代も社会人1年目もびくともしなかった体重がスルッと落ちてずっと見ていなかった数字になった。
痩せた理由は意外にも、「野菜を毎食食べること」と、「炭水化物はパンをやめて白米にして、白米をきちんと最低1日2食は食べること」だった。
それに、歩ける時は出来る限り1時間くらい散歩に行ったり、やる気がある時に筋トレを頑張ってみたり、飲み物は温かいものをチョイスしたり血行を良くして身体を冷やさないことを意識することだったり、今すぐ出来る簡単なことばかりだった。
5kg落ちると今までパツパツ気味だった服がちょっと余裕ある感じで着れるようになる。
美容にもすごく気を使うようになった。
ここ3年くらい地毛の真っ黒だった髪色も明るく変えて、まつ毛パーマも月1でかけて、まつ毛が伸びる美容液も毎晩ちゃんとつけるようになった。
そして、マスク生活でいちばん疎かにしがちなリップケアの大切さが分かった。毎晩スクラブリップを塗って、マスクの下でもちゃんとリップクリームを塗るようになったら、スッピンの時の唇のトーンが上がって、今までどれだけくすんでたのかがよく分かったし、皮剥けが無くなった。
最後に、垢抜けるのにいちばん大切なのが眉毛。
眉毛だけはケチらずに眉毛サロンで形を整えてもらうことをおすすめする。人の顔の印象を決める大半は、男女関わらず、マジで眉毛だから!!
・全体的に
今年は運が良かったはずなのに、自分でネガティブに考えたり、自分自身を追い込みすぎたり、人と比べ過ぎて焦ったり、自分で自分の運気を下げてたなって思うことが多かった。「良いことがあるから笑うんじゃなくて、笑っているから良いことがあるんだよ」って言葉がいちばん身に染みた。
来年は、全身の力を抜いて、ポジティブ!「まぁ、いいっか!」、笑顔!で一年を過ごすことに決めた。絶対!!
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