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オカルト

 メシロです。夏ですね。突然ですが、みなさんはオカルトや心霊を信じてますか?僕はもともと全くと言っていいほど信じてなかったのですが、いろいろあって少し信じてます。そんな僕が体験した超自然現象を三つ、紹介したいと思います。一つ目以外はそこまで怖くなくて、一応全部本当に僕が体験した話で、特に脚色もしてません。無加工自然派オカルトエピソードをどうぞ。

1.ドライブ中に心霊現象に遭遇した話

 僕がオカルトを信じるきっかけになった話。去年の秋頃ですかね、少し前に愛車(インプ君)をゲットしてウキウキでドライブしてた頃の話。21時頃にある関西の山を走っていたんですね。

 比較的緩やかな峠で、他の車も通らないようなところで、あんまり面白くないしとりあえず引き返して違うとこ行くか、ってなりまして。途中にお寺があったのでそこの駐車場で引き返すことにしたんです。

 夜景も綺麗らしいし、駐車場に入って外出ていったん休憩するかと思って、エンジンを切った瞬間に

「コンコン….」っていきなりノックされたんです。

 周りは街灯もなく真っ暗闇で、当然人は一人もいないんですよ。

 最初僕の愛車から出た音かな?とも思ったんですよ。何せ生まれ年とほぼ同じくらいで昔のスバルなんで、結構色んな所から異音がするんですよ。

 でもそんな感じの音じゃなくて、完全に後ろの窓をノックされた音だったんです。

 流石に危機を感じた僕は、速攻エンジンを掛けてその場を離れて事なきを得たのですが、後々調べたらそこめちゃくちゃに心霊スポットでした。

 そもそもお寺の名前に「呪」という漢字が入ってる時点で怖すぎるし、なんなら近くで怖すぎる事件とか自殺とかちょくちょく起きてて、てんこ盛り過ぎんだろと。

 流石に怖過ぎたので近くで車ごとお祓いしてもらいました。おしまい。

2.前世を教えてもらった話

あるご縁で、最近人の前世が視えるという方にお会いしました。前々から、その方の存在は知っていて、ある人は

「貴方は今人間一回目。前世は何かの虫だね^^」 

って言われたらしくて、またある人は

多分人間3回目くらい?前は兵士というか騎士だね」

と言われたらしく、俄然興味が湧いた僕は、お会いした時に、
「そういえば僕の前世って、何ですの???」って聞いてみたんですね。
その方はえーちょっと待ってね〜って言いながら僕、というか僕の背後をしばらく凝視して

「あ〜はいはい、そういうパターンね〜」と。

「貴方の前世はね、イタリアのお嬢さんだわ。しかもそこそこ良い中流家庭のね。良かったじゃん。」

という事で、僕の前世は「イタリアのそこそこ良い家のお嬢様」だそうです。おしまい。

3.ご先祖さまの話

 最後にこの話を。初夏に、先輩とそのご家族の招待で琵琶湖のコテージに行かせてもらった時に、先輩のお父さんから「手相見たろか??????」と。
気になったので見てもらったら、色々教えてもらったのですが、簡単にまとめると、

・あんまり無駄遣いするな
・60代でデカい病気をする
・でも先祖に守って貰えてるからなんやかんや大丈夫

 とのことで、特に三つ目について「いや〜君のご先祖さまが君のことちゃんと見守ってくれてるねえ。感謝しいや。」と言って貰えたのですが、しばらくして、一つ心当たりがあることを思い出したんです。________

 今はなき、うちの祖父母の家に、立派な仏壇があったんです。一般的なそれの倍くらいは大きく、中に金箔が敷き詰められている立派な仏壇。祖父が言うには明治後期あたりに高祖父、つまり僕のおじいちゃんのおじいちゃんが拵えた仏壇で、ずっと代々守ってきたと。

 当時小学生の僕はそうなんやーぐらいで聞いていたものの、とりあえずやっておくかくらいの感覚で、それからおじいちゃんの家に行くたびに仏壇に手を合わせて、線香を上げてました。

 それから月日が経って、大学生になった頃に、母親から連絡がありました。
「あのさ、おじいちゃんの家、もうすぐ解体するやんか?それで仏壇どうしようかまよってるねんな。どうする?おじいちゃんはもうちっちゃい仏壇に入れ替えても良いって言ってるけど」

 色々ありまして、築100年近かった祖父母の家は解体することになったのですが、家族が仏壇の扱いに困ってたんですよね。売却するにも価値がつかなくて、むしろ処分するのにお金がかかると。そこで僕はこう言いました。

「もうすぐこっちの家(僕の実家)リフォームするやろ?その時にこっち移せば?

たまたま僕の実家もリフォームするタイミングで、その時に祖父母の家にあったものとかこっちに残したいよね、って話をしていたので、一緒に仏壇も持ってくることを提案しました。祖父も入れ替えても良いとは言ってたものの、本心では自慢の仏壇を残して欲しかったことも知っていたので。

そしてここまで僕が残すことに執着するにも理由がありました。それは小学生の頃からおじいちゃんの話を聞いてたから思い入れがあったこと、そして僕の人生のテーマの一つに、「目先の流行や金銭ではなく、本質的な価値があるものを追って、それを残すこと」があってので尚更、処分するわけにはいかないというわけです。

「えー、でも場所とるしなあ。部屋ちょっと小さくなるけど良いの?あと運ぶのめっちゃ大変らしいで。まあ考えとくけど。」と難色を示す母。

「えーでも処分するのにもお金かかるんやろ?じゃあ残すほうがよくない??おじいちゃんも喜ぶやろ。」

「まあそうやなあ。またおじいさんと話つけるわ。」

という具合で、話し合いの結果、紆余曲折を経てリフォームした実家に移して、今に至ります。____

まあとにかく長い話でしたが、この時に仏壇を処分せずに残したから、ご先祖様もちゃんと見守ってくれてるのかなって思って。今度実家行ったら久々にお線香あげなきゃね。おしまい。

あとがき

最後に、僕は心霊や占いなどといったオカルトや超自然なものについて思うことがあります。それは、心に余裕があるときに楽しむエンターテイメントであるべきだというもの。これらを信じるのは楽しくあるべきで、心を満たすため、縋るためにあるべきではないということ。そしてこういった場所には、弱った貴方から搾取する人間が腐るほどいるということ。だから本当にしんどい時は占い師じゃなくて、カウンセラーを頼るべきということ。何事も貴方と命に関わらない限り、エンターテイメントなんですから。あくまで信じておけば何か利益があるかもねってスタンスくらいがちょうど良いと思います。ということでまた今度。

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