3「詩」せめて
同じ空の下で
お腹を空かせ寒さに凍え
大切な人も住む家も失くして
立ちつくす人たちが
泣いている
何にも出来ないで私もまた
立ちつくしている
悲しみの深さは測れない
でも
悲しんでいるのは測れる
辛さの痛みは測れない
でも
辛いのは測れる
同じ空の下にいる
人間だから
せめて願おう
せめて私の出来ることを考えよう
空を伝って
泣いている人たちに届くまで
願おう
同じ星たちを今
暗闇の中で見上げいる人たちが
ほんの少しでも灯りを見つけられるように
灯りが照らす先に道を見つけられるように
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?