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雨に知る

こんばんは。
久しぶりの投稿ですが、アプリ内のコンテスト用に書いた過程で出来た歌詞を投稿します。
使ったワードのせいで、十五の夜っぽくなってる…?
でも、大丈夫だよね。
ちょっと似ちゃっただけだもん。

                            雨に知る

「暑いよね」
帰り、一人待ってたバス停で
あなたが私に声をかけた
名前も知らない、あなたの横顔に
興味が、少し芽を出した
初夏の昼下がり

廊下ですれ違う
そのまま通り過ぎてった、あなた
別に、大した事ではないの
そう、自分に言い聞かせても
隣で笑う、あの子の姿に
私の視線は、逸らせないまま

帰り、一人待ってたバス停で
降り出した雨が、頬を伝った
梅雨の夕暮れ


悲しさの雨
私の小さな恋を、芽吹かせたんだ

悲しさの雨
初めて触れて欲しいと思った、十五の夏


何がいいの?
詰め寄った、私の声は震えてる
吐き出した感情で、醜く着飾って
ただ、その目に留まりたかった
ああ、ほんとに
それだけなの


恋しさの雨
やり過ぎた思いが、私の花を散らしたんだ

恋しさの雨
初めて一人の寒さを知った、十五の夏


痛みを知って、恋を自覚した
恋しさを覚えて、自分を嫌いになった
雨は、今も降っている
帰り、私はずぶ濡れになった


悲しさの雨
私の小さな恋を、芽吹かせたんだ

悲しさの雨
初めて触れて欲しいと、思ったんだ

恋しさの雨
やり過ぎた思いが、私の花を散らしたんだ

恋しさの雨
あなたには、もう会えない
そんな事分かってるよ

雨でぐずぐずになった、地面
しばらく、種は植えられないわ
この土が乾くまで
次の花を、探しに行くの

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