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【新しい学校へ赴任したらやること】

数年前から、準備の大切さを痛感する。なのに春休みの短さと多忙さ…
春休みを長くすると、せっかく良いクロージングが出来ても、気持ちが切れてしまう。とすると、子どもにとっては適切な期間なんだと思う。

どー準備するか?

すべては私たちの工夫と意識。10年以上の先生は経験から、すぐに対応できるだろうけれど、それでもいまの時代には、常識的だと思って、新学期を迎えるのは危うい。
しっかりといい準備をして…いい場をつくって、待ちたい。
何年経っても、何回やっても、この時期だけは、こう思うようにしている。

「シロートだからよ!!」
「おめーらバスケかぶれの常識はオレには通用しねえ!! シロートだからよ!!」

バスケを学校とか先生とかと置き換えてみる。10年以上経験したからと、子どもはこんなだとか、学校はこんなだとか、自分の常識でレッテルを貼りたくない。常に新鮮な気持ちで、先入観を持たずスタートしたい。

どの学年になるか?
どの学校になるか?
どんな子どもたちなのか?

そんなことよりも、3学期のスタートからずーっと準備してる。

どんな人になりたいか?

ちなみに異動などで新しい学校になったときのために、いくつかチェックポイントがある。これは一年間を通して、自己を省みる際に活用したい。人間論である。紹介する。

【教師の常識10ヵ条】
第一条 教育はあいさつと笑顔から始まる。
第二条 休み時間は子どもと過ごせ。
第三条 退勤前の5分間で教室整備。
第四条 教師の本分は授業にあり。
第五条 研究会では進んで発言。
第六条 10年後の自分の姿を見つけよ。
第七条 報告・連絡・相談は社会人の常識。
第八条 保護者からの苦情に耳を傾けよ。
第九条 危機管理は足下から。
第十条 打ち込める趣味を持つ。

【学校の実力を瞬時に見抜く方法】
〇傘立てを見れば担任の心が見えます。
〇掲示物を見れば学校の感性が見えます。
〇挨拶を見れば危機管理意識が見えます。
〇掃除用具のロッカーを見れば、生徒指導の力量が見えます。
〇理科室などの教材室を見れば、教科指導のレベルが分かります。
〇保健室を見れば、養護教諭の実力が見えます。
〇校務員室の用具置き場を見れば、校務員の仕事ぶりが見えます。
〇トイレを見れば、その学校のセンスが見えます。
〇印刷室を見れば、先生方の感性と仕事ぶりが見えます。
〇児童生徒の出欠黒板を見れば、教職員のチームワークが見えます。
〇教室出入り口の戸のレールを見れば、担任の清掃指導の実力が見えます。
〇教室の子どものロッカーを見れば、子どもの自覚の様子が見えます。
〇担任の本棚を見れば、その担任の思いが見えます。
〇教室の照明器具を見れば、担任の環境に対する意識が見えます。
〇職員室の戸を開けた瞬間、教職員が示す行動を見れば、気配りの度合いが見えます。
〇職員室や事務室の棚の上を見れば、教務主任の整理力が見えます。
〇玄関のスリッパを見れば、お客様に対する学校の心が見えます。
〇廊下に何があるかを見れば、その学校の危機管理意識が見えます。
〇職員室の電話機の周りを見れば、教職員のとっさの場合の行動がわかります。
〇教職員の服装を見れば、けじめのある指導を意識しているかどうかが分かります。

【報告・連絡・相談の基本10ヵ条】
【1】巧遅拙速、スピードが重要。
完全でなくても早めに上司に報告、連絡、相談する。
【2】大事なことから簡潔に伝える。
結論から伝える習慣を身に付ける。
【3】悪い内容ほど早めに伝える。
早い段階で上司の指示を仰ぐようにする。
【4】勝手に思い込まないで具体的に確認して伝える。
5W2H(誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのように・どれだけ)を確認して連絡する。
【5】「あの件、どうなった?」と上司に確認させない。
途中経過を含めてこまめに報告、連絡、相談する。
【6】できるだけ直接合って、報告・連絡・相談する。
相手に伝わって初めて連絡は完了する。
【7】自分なりの考えをもって相談する。
丸投げの相談では力はつかない。相手も困る。
【8】考えても分からなければ、すみやかに相談する。
自分一人で処理しようとしない。
【9】即時処理を心がける。
「後でやる」は忘れることが多い。
【10】相手の意図を考える、確認する。
素直に耳を傾け、分からないことは確認する。

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