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【新学期にやること】

新学期には、いろいろなシステムを考える。教室の掃除、プリントの丸付け、言葉がけ、口癖、机間巡視の仕方、プリント配付、などなど。当たり前のことだけど、改めて見直している。新学期に向けて、机の上を拭いたり、靴箱を見たり、ロッカーを整理したり、床を拭いたり。春休みの教室をじっくり向き合ってみると、いろんなことが思い浮かんでくる。こういうのは、本では読んでいたけれど、経験しないとわっかんないもんだな~って思う。春休みには、まだまだまだまだ、やることいっぱいある。いろんなことが10年前のものと違っていると感じる。やってることは同じなのに、意識が違う。それだけなのに、子どもの動き方が全く違う気がする。

なんとなくだが、神様みたいな存在がいて、最初はなかなか姿や言葉を見せてくれず、辛いことばっかりなんだけど、それでも信じて信じて信じ抜いてやり続けると、少しずつ、何か見せてくれるように感じる。

最初の方で扉を叩くのをあきらめちゃったら、何も見えないで終わる。ただ、最初ってのが、数ヶ月の人もいれば、何年、何十年の人もいる。大事なのは辛いことや難しいことを、成長の機会として感謝すること。そして、笑顔でいる覚悟。この覚悟ってのが、またまた難しい。

いまの若い人たちってのは、センスというか、腕というか、全力で目標に向かって来たら、とてもとてもかなわない。でも、丁寧にみるとか、こつこつとか、そんなところでは負けない。そういう覚悟。忍耐とか、根気とか、そういうところでは負けられない。若い頃ほどの勢いはないけど、今までの経験や実践から無駄なくエネルギーを使えてる気がする。

つまり、経験知。経験というのはそういうものだ。一定の時間と経験がなければ気がつかない。で、それでいいの。経験知で熟していくことと学んで身につけるものとを一応区別しておかないと。ごっちゃにすると、焦ってしまう。。

ちなみにこれも、人間論を育てる一つ。急ぐけれど、焦らない。じっくりと向き合う心。春休みは、さまざまな準備をしながら、ブレない心を育てたい。

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