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読了: 『うちの執事が言うことには』高里椎奈

はじめまして。なんとなくはじめてみました。読み終わった本の感想を書くつもりです。

今日読み終わった本は、角川文庫から
『うちの執事が言うことには』高里椎奈
です。

昨日書店で購入し、440円(税別)でした。
なんで税別で書くんでしょう。ややこしい。
安く見せるためなのかな、と思っていましたがレジに行ったとき、消費税入れたら意外と高くてがっかりするので私は税込価格表示が消費者想いだなと感じます。

さて、『うちの執事が言うことには』ですが
18歳にして烏丸家の当主になってしまった烏丸花穎(かえい)と烏丸家の新執事である衣更月の2人が、さまざまな事件に巻き込まれながら成長していく物語でした。

はじめは息の合わない2人に、読んでいるこちらもハラハラドキドキする事件ばかりで、そしてなぜこうも頻繁に事件が起きる?と聞きたいくらい、コナンの周りなみに事件が起きます。(笑)

ミステリ小説なのですが、謎解きの部分よりもまだ若い花穎の子どもじみた姿と、まだ完璧とは言えない新米執事の衣更月の苦労とが一緒に描かれているのが印象的でした。

花穎と衣更月の両方が慕う、花穎の父である真一郎に仕える老執事、鳳が、ここぞという時に助けてくれ、花穎と衣更月の完璧でない人間らしさに共感し、鳳の熟練した仕事ぶりに憧れました。

烏丸家は日本の旧家という設定なので、上流階級の生活を覗き見しながら、若い2人の成長を見守るも良し、という一石二鳥な一冊でした。

一度でいいから、烏丸家のような、ばかみたいに大きなお屋敷に住んでみたい!!

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