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教訓#12田舎に行けば行くほど人種差別される

とかいう過激なタイトルを付けてしまいましたが、私はこの状況に対して特に憎しみの感情は抱いていません
世の中の摂理だよね〜って感じです

欧米に留学すると直面するのが人種差別
幸いなことに私はあまり人種差別を受けることはありませんでした
ベルギーがトルコやモロッコなど移民の多い国で、人種に関して寛容だからだったのかも

とはいえ、道端で「ニーハオ」と声をかけられることもしばしば
明らかにこいつら私のことからかってるだろ、みたいな時もありましたが、好意で言われるものもあり、一概に差別ってわけでもないんだなー、難しいなーとしみじみ

私の中で「あ、今人種差別されてるわ」と一番感じたのはイタリアでworkawayをしていた時です
私はイタリアの中でも南仏寄りのインペリアという田舎町(といっても最近観光地化が進んでいる)でベビーシッターをしていました
子供達と両親は国際交流に熱心で、とても気持ちの良い家庭でしたが、近くに住んでいる祖父母がworkawayをあまりよく思っていないようでした

ある日私と末っ子くんが庭のプールではしゃいでいると、ひいおばあちゃんがやってきてイタリア語でなんか怒鳴られました
その時はなんのことやらさっぱりでしたが、末っ子くんが必死に言い返してくれたことや事件の後ホストマザーが「気にしないでね」と声をかけてくれたことから「何処の馬の骨ともわからない外国人には大切なひ孫を預けられん!」みたいなことを言われていたんだなと気づきました

留学する前は人種差別なんてなくなればいいのにと漠然とした意見しかありませんでしたが、「どこからが人種差別なんだろう」とか「差別的な感情を抱いてしまうのも仕方ないのかな」とかわからなくなりました(もちろん差別がなくなって欲しいという思いは変わらないけど)

私の祖父母も岐阜から出たことのないような人なので、私が金髪ブルーアイの婚約者を連れて来たら、拒絶はされないまでも、ネガティブなことは言われそうだなー
そんな未来が存在するかは置いといて

Anyways こうやってダラダラと思考を巡らすくらいには人種差別の無知から脱する機会をくれたこの経験に感謝だし、何より末っ子くんがイケメン過ぎました
4歳にしてこれは将来大物になるぞ
そして誤解してほしくないのはホストファミリーは愛に溢れる素敵な家族だったし(ひいおばあちゃんが私を非難したのもひ孫への愛があったからこそ)、インペリアはとても良い街だということです

ちょっと真面目に差別について考えてみる回でした!

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