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山とヨガ
雑感
唐突だが、私はヨギーニである。
ヨギーニとはヨガをする女くらいの意味だ。
RYT200のクラスを終了している。
しかし、空中には浮けない。
凡百のヨギーニである。
そんな私であるが、登山やクライミングにヨガがいいと言う理由でヨガをする人に言いたい事がある。
ヨガ舐めんな。
ヨガとは何かのためにするものではないのだ。ヨガとは真の自己に専心するものなのだ。とても片手間で出来るものではない。
今、私は登山をしているので、無論ヨガはしていない。なぜなら両立出来ないから。
ヨガをする為には、朝早く起きて、鼻うがいをし、瞑想して、太陽礼拝をし、朝食はフルーツや玄米を食べ、エアコンのない部屋でくらし、お香をたいて、マントラを唱え、週に1回くらいはヨガレッスンに行き、レッスン終わりに刀削麺を大盛りでくらい、その罪悪感から家まで5キロくらい歩くという生活をする必要がある。
そう、生活そのものがヨガなのである。
ヨガのポーズがクライミングや登山にとても良いということはあるかもしれない。しかし、それはあくまでポーズが有効ということだと思う。
「イヤイヤ、ヨガの呼吸法でリラックス出来るし、リードの時とかとても助かる!」という人もいる。
否。
それは深呼吸で副交感神経が優位になっただけである。
ヨガの深淵とは、深いものだ。
登山の机上講習で、凍傷の事例として、雪の中で瞑想したために足に凍傷をおった行者が紹介された事がある。講師は雪の中での瞑想はオススメできませんというような事を言われていたが、これはとんだ見当違いである。
生命の維持に必要なのは頭部と体幹である。意思の力で四肢の機能を敢えて止めて、生命を維持したのだ。
同様の現象は登山家にも起こるではないかと思う人もいるだろう。
全くそうだ。人間の身体はそういうふうに出来ているのだ。ヨガとか関係ないのだ。
雑にまとめると、ヨガはライフスタイルである。そして、あなたがヨガだと思っているものはヨガでは無いということだ。
ナマステ
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