疲れについて
その2
引き続き疲れについて考えてみたいと思います。
スピリチュアルクライマーを名乗っている都合上、登山の疲れについて考えてみたいと思います。
山道を登りながら、こう考えた。
山を登っていて、心拍数が上がって、呼吸も荒くなってきて、もうダメ!っていう時があると思うんですが、足に意識を向けると特に疲れてはいないということはありませんか?
私はあります。
そういう時は、呼吸に集中して、歩くのは足(脚も含めてます)に任せています。
多分ですけど、足の筋肉には酸素は行きわたっているんでしょうね。
足が一歩も出ないということは稀なように思います。雑な言い方ですが、足の筋肉は大きくて強いんでしょうね。
足に比べると手とか腕は疲れやすいと思います。クライミングジムで登っている時に、限界が訪れるのは私の場合、腕です。足の使い方が下手クソだというのもあります。
ホールドを保持出来なくなるというより引きつけられなくなって終わります。
とはいえ、腕の疲れもトレーニングしているうちに段々と疲れなくなっていきます。
これは持久力がついたとも言えますが、クライミングは有酸素か無酸素かというと無酸素よりの運動ではないかと思うので、持久力がついたというのはあまりピンときません。
筋力がついたというのと、動きがこなれてきて、効率的な登り方が出来るようになったこと、そして、これが一番言いたいんですが、疲れの閾値が上がるというのがあるとされています。
疲労を感じることにより、筋肉に過度の負荷をかけることを避けようとしているということらしいです。トレーニングにより疲労を感じる強度が変わっていくというんですね。
疲労困憊まで、追い込むことにより限界が広がるということかと思うんですが、疲労困憊まで追い込む事が筋力の向上には必ずしもいいとは言えないようなので何とも難しいところです。
疲れ知らずのカラダが欲しいと思うんですが、道は険しそうです。
疲労はとても奥深いものです。引き続き考えて行きたいと思います。