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ANCHOR RFX8 EQUIP
購入したのは2012年ごろだったかと記憶している。そう考えるとドロップハンドル初体験から干支がひと回りもしたのか、という気持ちになるのはさておき、EQUIPはシマノ105組の中間からエントリーグレードくらいだった。
価格はおおよそ25万だったが、カラーオーダーができ、ハンドル幅やステム長もオーダー時に指定できて至れり尽くせりなのに料金はコミコミだったのでありがたがったが、今ほどそれが貴重であると理解はしていなかったかと思う。
フレームとフォークはカーボンだが、ハンドルやステム、シートポストは当時アルミが主流だったのでさほど軽量ではない。
しかしそれゆえ頑丈でNITTO製と思われるハンドルやステム、(おそらくシートポストも)搭載車両を変えながらもまだ所有している。
しかしながら流石にホイールは当時から鉄下駄と呼ばれていたシマノのWH-R500で、これは重いのは仕方がなかったし、タイヤも当時の主流は23cを100psiくらい入れて乗っていたので、エンデュランス系のフレームと呼ばれていた機種ではあったが限界も感じてはいた。
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2024年現在も所有しているが、2016-2023の長きにわたってアキレス腱断裂後のブランクがありその前後で装着しているコンポーネントとホイールも様変わりした。
2016年のブランク前の時点で5800系105から6800系のアルテグラ(ショートケージ)にフルでコンポを入れ替えていた。ホイールはFFWDのF6Rをwiggleで購入した。
当時の価格で14万円くらいだったはずだが、この価格で海外から個人購入なので酷く緊張した覚えがある。
2023年に発起して復活させたわけだが、ハンドルとシートポストをカーボン化、ステム長の変更などを行なった。
コンポはスプロケットが11sのうちヒルクライム型にすべくロー側を28から34tへ丁数を変更に伴って、RD-R6800が30tまでしか対応していなかったため、リアディレイラーを7000系105に変更している。
その後、シフターの変速が滑るようになってしまったため、現在はダブルタップ式のSENSAH team PROとなっており、変速性能自体は悪くないなと思っているが調整は少々難易度が高い。まあ1万円だしな、と思えば全然許せるレベルではある。
落車も数度したし、人に貸して体験してもらうロードバイク入門機みたいな扱い方になっている昨今ではあるが、街中でぶらぶらする程度にしては少々良いパーツが付いてしまっていたりと微妙なアンバランス状態を保ちつつ今に至る。
幸いフレームに致命的なクラックはないし、もう少し引っ張れそうなのでwheeltopのEDSで電動化も狙ってみたいところではある。
何より整備方法を覚えさせてくれた貴重な相棒ではあった。
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今となってはローラー専用機になりつつはあるが、ワイヤー式のリムバイクは希少価値が上がっており、今後輪行需要が出ないとも限らないのでもう少し我が家で余生を過ごしていたくことになるでしょう。
フレームの素性としては元々エンデュランスモデルなので変なクイックさもないがダルい感じもあまりなく、極めて中庸という表現が正しいかはわからないが、初心者が乗っても硬すぎないし柔らかすぎもしない、癖のほとんどないバイクではあると思う。
それゆえに現代において現役を続けるためにはリムハイトはもう少し抑えつつ、軽量パーツをもう少し入れてヒルクライムに強い方向性で残して行きたくはある。
何よりFFWD F6Rはリムハイトが60mもある故に横風に弱い。別の機材を持っている今となってはホイールをロングライド・レース用から40m以下のハイトに変更するための投資をしますか? と聞かれるとキャラクターの被る自転車がすでに所有機材に含まれている現状「うーん」となってしまいもする。
FFWDのホイールも重過ぎないし、決して軽いとも言わない。ヒルクライムができなくはないが、適正があるとはいえない。現在のセッティングは平坦をロングライドするような、ビワイチなどではとても有用ではあろう。
2023年もロングライドイベントにこの子で出場した。70km程度ではあったがヒルクライムも兼ねているイベントだったので、登りもなかなかハードではあったが自転車側で負担に感じるものはなかった。この辺りは時間がたっていてもさすがであるので、もうしばらくはローラー台で余生を過ごしつつ、時々実走トレーニングで頑張ってもらおうかと思う。