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9月10日(木)トラウマ

今日のねねちゃんはぶんぶん走り回って元気だった。元気なのは喜ばしいのだが、カラ元気なのではないかと心配になってしまう。自己免疫疾患は治ることはない。この不安は一生ついて回るのだろうか。

今日はねねちゃんの爪切りをした。最初のうちはウーウーと文句を言いつつも大人しく爪を切られていたのだが、後ろ脚の爪を切り出し始めたころから本格的に嫌がりだし、抱いている左腕に噛みついた。“この腕めっ!”と思っているのだろう。子どもの頃に噛みついてはいけないと教えてから、ねねちゃんは人に噛みつくことはしなかったのだが。更に続けて切っていると“ゔぅ〜”と唸り声をあげた。体をいじられるとことをとても嫌がっている。
採血をするとき、輸血をするとき、骨髄検査をするとき、超音波検査をするとき、ねねちゃんは何をされているのかわからないま知らない人に体をいじられて怖い思いをたくさんしてきた。それがトラウマになってしまったのだと思う。ねねちゃんのためとはいえ、本当にかわいそうなことをした。

一方、ちゅーる埋め込み方式にしてからねねちゃんは薬の時間をとても楽しみにしている。私が自分の薬を飲むときにもシートをいじって“これ私の?”と聞いてくる。
辛い時間が少なくなってなにより。

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