The Power of Dreams
昨年に、父より譲り受けた中古50万円のホンダフィット。
私は、それまでマイカーを持つことを拒否しつづけてきた。
地元の仲間達に会って、お酒を飲むのが好きだったからだ。
しかし、タダでくれるというのであれば、話は違う。
維持費がかかるとしても、このスペシャルギフトは受け取るしかないと考えた。
ハイブリッド、電気自動車の時代にそぐわない、ガソリン車。
1.5LのVTECサウンドを川越に響かせる。
環境活動家のみなさんに怒られても仕方ない。
全然スマートではない。
これには、SuchmosもNulbarichもSIRUPもビックリするしかないだろう。
私の車との思い出といえば、小学生のときに父の車のカーステレオで80's、とくに松岡直也を聴いていたことである。フュージョン、常夏のビーチ、シティ・ポップの原点である。
車屋として車に人生を捧げた父。
洗車、ワックスがけ、トルクチェックを通じて自然と父との会話が増える。嘘偽りのないワークショップがここにはある。誰にも邪魔されない現場である。
埼玉県で夢を叶えるために、私を待っている仲間がいるというのであれば、今日も車を走らせようではないか。
雨の日も夢は輝くものである。
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