【楽しい英文法②】It was fun.
みなさん、こんにちは。
福田です。
今日のレッスンは、"It was fun."
日本語訳は「楽しかった。」
...?
ってなるのが、日本語のDEEPで面白いところ。
先日、川越霞ヶ関の38℃最終営業日に、とあるイギリス人写真作家(日本在住歴10年)と会話をしていたときに、彼はふいにこう言った。
日本語の「楽しかった。」には、It was fun.の意味だけではなく、
I am glad to meet you.(あなたに逢えてよかった。)という意味がある。
これは、言われてみればそうだと思った。It was fun. は、ただ単にやったことに対してfunだったという意味で、I am glad to meet you. は、あくまでもあなたに逢えてよかったのであって、funだったかどうかはわからない。
なので、「楽しかった。」のひとことだけで、It was fun. とI am glad to meet you. がリンクしている世界観で生きていることに今氣付いた。これが「ご縁」を大切にする国、日本。
ちなみに、ご縁をなんて英語で言ったらいいのかもわからない。I am glad to meet you. 以上に、あなたに逢うのは何かのご縁なのである。イギリスにいたときは、他人はあくまでも他人だったのに対して、このご縁の世界は日本に15年以上暮らしてもなお、その真意はわかっていない氣がする。これは、目には見えないつながりのようなものかもしれない。
この八百万の神々が宿る、DEEPな日本で、DEEPな日本人になる余地が私にはまだある。
そして、イギリス人写真作家の彼は、私との別れ際に日本語でこう言った。
「楽しかった。」
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