制作に行き詰まったら、銭湯に行こう
アーティストのみなさん、こんにちは。
アーティスト福田です。
日々妥協なき「美」を追い求めているアーティストのみなさん、お疲れ様です。
ときには、あまりの自分の表現力のなさに絶望することもあるかもしれない。あるいは、テーマが見付からなくて、自分の人生を問い直す実存ループに入っちゃている人もいるかもしれない。
私も、美大ではなく美術部出身とはいえ、高校3年間美術室で自分とは何かというアイデンティティと格闘する、実存ループに入っていたことがあるので、なんとなくその気持ちがわかる気がする。
その状態の福田を温かく見守ってくれた、当時の美術部の顧問の先生には今でも感謝している。スピーディーな数値的成果が求められる現代社会において、本気の美術を教えてくれた美術部の顧問である。ちなみに、私は学校の先生が昔から苦手だったが、その先生だけは一目置いている。今、アート活動を続けているのも、その先生の影響があるといっても過言ではない。
そんな永遠の美術部長福田がおすすめする、アーティストのみなさんがどうしようもない状態になったときの対象法のひとつは銭湯である。
熱めのお湯は地獄であり、天国。そこで、雑念を焼き払うことができる。そして、露天風呂でひたすら呼吸に集中。そうすることで、真の自分に出会うことができるのです。ようこそ福田教へ。みんなも騙されたと思って、騙されて欲しい。
では、早速福田おすすめの銭湯を紹介するよ。
①川越温泉湯遊ランド
やはり、レペゼン川越霞ヶ関のDJを名乗っている以上、川越ははずせない。
この銭湯の一番のポイントとしては、そのvaporwaveな世界観である。浴室といい、屋上といい、内装とか外装のデザインが非常にvaporwaveである。これは、福田のサウンドに最も近い。これこそが、福田の川越である。
②おふろcafe utatane
少しベタかもしれないが、シティポップなあなたにおすすめしたい、さいたま市の銭湯である。とりあえず、内装はスタイリッシュにまとまっているし、お風呂上りにCasa BRUTUSでも読みながら、スタイリッシュ中のスタイリッシュを目指してくれ。
③小杉湯
これを紹介しないと怒られそうなので、紹介する高円寺の銭湯。感度高めのアーティストのみなさんにとっては、今更感が否めないかもしれないが、やはりアーティストとしては憧れの銭湯。THE銭湯である。これは、銭湯なだけに戦闘モードのアーティスト界隈の現場、大乱闘スマッシュブラザーズ、水曜日のカンパネラである。へんてこりんアーティスト福田は、参戦することが許されない現場である。
▽水曜日のカンパネラ「ディアブロ」
みなさん、いかがだっただろうか。
どうだ、悩むのがバカバカしくなってきただろう。
無駄なものを洗い流せば、真のアイデンティティに近づくはずである。
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