行動と責任
今回は、責任を取るとはどういうことかについて話したい。
一般的に、行動に対する責任とは、その行動によって生じた不利益に対する補填を行うことだ。端的にいうと賠償金である。
辞任や辞職は、本人も同じくらいの不利益を被って均衡を取ろうとしてはいるが、自らが与えた不利益の補填はしていないので、厳密には責任を取れていない。
そうすると大抵の人は支払い能力に限界があるので、自ずと取れる責任にも限度がある。
もっというと実生活における行為のリスクは常に無限大なのだから、一般に我々は責任の取りようがないということだ。
その点、893は臓器売買やマグロ漁船で無理矢理支払わせるわけだから、「責任」の意味をよくわかっていると言える。
我々カタギは、責任を取れないし取らされずに済むということだ。カタギ万歳である。
話を戻すと、何かしようか迷っていて、憂慮事項のために行動を遅らせている(腰の重い)人は、責任が取りうるものだと錯覚している可能性がある。
どうせ金なんか払えないのだ。やってしまえ。
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