【WSET diploma対策】WSET diplomaは難しいの?(英語力から考える)
WSET diplomaは英語で学ぶ
WSETはLevel 3までは様々な言語で受けることが出来ます。日本でも日本語と英語でクラスが提供されています。一方で、WSET Level 4は英語でのみ提供されます。テキストも英語のみ。オンラインコースも英語です。試験も英語で記述式の回答を作らなければなりません。Level 3まで日本語で受験してきた人にとっては、英語力の観点でLevel 4をあきらめている人も多いと思います。
どの程度が英語力が必要か
Caplanの説明によれば、必要な英語レベルは IELTS 6.5以上(TOEICだと820点以上)と言われています。ただ、英語での講義があるわけではないので、リスニング力とスピーキング力は必要ありません。教科書などはすべて英語ですので、まずは、英語のリーディング力は必須です。ただ、英語はわかりやすい英語であり、英語のワイン用語をマスターすれば、読み進めるのはそれほど難しくありません。また、近年では、DeepLなどを使えば、一気に日本語に翻訳することもできます。僕は英語のままで読んでいますが、日本語に翻訳して勉強している方もいます。
では、英語で回答を作ります。特に、短時間でかなりの分量の英語での記述(40分間でA4用紙2-3枚書く必要がある)をしなければならないので、それなりのライティング能力が必要です。
WSET diplomaは世界各国の受験生が受験します。英語が第一言語でない受験生もたくさんいます。そのことは、WSETも理解していて、WSET diplomaは英語の試験ではないので、多少の文法の間違いやスペルミスは大目に見るとExaminer's Reportにも書いてあります。それでもあまりひどければ、採点官の印象は悪くなるでしょう。
WSET Level 4を視野に入れるのであれば、Level 3を英語で受けるべき
TOEIC 820点以下の方でも合格している人はいますが、英語が出来るに越したことはないと思います。自分の英語力が不安でしたら、是非、Level 2やLevel 3を英語で受けて下さい。WSET Level 4を視野に入れているのであれば、Level 3は英語で受けることをおすすめします。Level 3を英語で受けると、授業が英語ですから、英語のリスニング能力も必要になります。質問するならスピーキング能力も必要ですね。
まとめ
英語を読むことと書くことに関しては、英語力があるに越したことはない。それは、勉強時間や試験での得点に直結しています。目安としてTOEIC 820点以上の英語力はあった方がよいと思います。WSET Level 4を視野に入れているのであれば、Level 2やLevel 3を英語で受けることをおすすめします。