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【WSET diploma対策】D3試験を受けてきました(テイスティング編)

WSETから正解のアイテムが発表されましたので、正解とも比較しながら、書きたいと思います。

直前の確認

1日目のセオリーが終わり、かなり解放された気持ちになりました。というのも、テイスティングは95%と合格率が高いし、テイスティングはそれなりに練習をしてきていたからです。

ただ、いくつか確認しておきたいことがありました。一つは、自分の苦手な品種を確認しておくこと。ワインバーMさんに行って、マルベック、ジンファンデル、テンプラリーニョ、ニュートラル系で酸が高い品種(シュナンブラン、アルバリーニョ、ピノグリージョ)を確認しました。でも、苦手な品種なので、ジンファンデル、テンプラリーニョ以外は、試験で出ても自信持って答えられないことを確認するに終わりました。笑

もう一つは、解答に必要な定型文をまとめること。テイスティング試験では、品質評価の理由、熟成適正の可能性の判断の理由、品種を選んだ理由、国やリージョンを選んだ理由を英語で説明しなければならず、それらの定型文をまとめました。テンプレートを持たずに、その場で考えていると時間がたりなくなるので、しっかりと準備しましした。一番参考になるのは、WSETの正式なTasting Guideです。後半部分に、例文がいくつか載っているので、それを暗記しました。

過去問の確認

過去にどういったアイテムが出題されているのかを確認して、少し山を張りました。品種に関しては、主要な品種はほぼ出尽くしています。出ていないのはグルナッシュくらいでしょうか。カベルネソーヴィニオンは2回出ていることを考えると、そろそろ、2周目に入っているのかなと思いました。

国に関しては、主要な国で出ていないのは、アルゼンチン、オーストラリアですね。ギリシャ、中国も出ていませんが、試験に出すのは難しそうです。

リージョンに関しては、もっとも出そうなのは南オーストラリアとボルドー。トスカーナも出ていませんが、結構ハイレベルな出題になりそう。

テイスティング試験のスケジュール

【DAY2】WED May 15th 2024
10:00~10:20 Admission of candidates
10:20~10:30   Preparation
10:30am-12:00pm Tasting exam (paper 1)
12:00pm~1:00pm Lunch break
1:00pm-2:30pm Tasting exam (paper 2)

フライト1とフライト2

10:30-12:00では、フライト1とフライト2を一緒にテイスティングします。フライト1は3つのグラスすべてが同じ品種。フライト2は3つのグラスすべてが同じ国になっています。求められているのは、6つのワインのSATに基づくテイスティングコメント(品質評価とその理由、熟成のポテンシャルがあるかとその理由)さらに、フライト1の品種とその理由。フライト2の国とその理由です。

フライト1はリースリング(ニュージーランド、クレアバレー、アルザス)、フライト2はアルゼンチン(ボナルダ?、マルベック、トロンテス)と判断しました。フライト1は、自分の最も得意な白品種。自信がありました。フライト2は6にマスカット香があり、トロンテスと思いました。他の2つは自信がないけど、マルベックとボナルダ?かなと。

正解は、フライト1はリースリング。1がニュージーランドではなくモーゼルでしたが、まずは、パーフェクトに近い出来。フライト2は6のトロンテスは正解。ボナルダとマルベックは逆にしましたが、ボナルダ出すって難しいですね。

実は、この2つのフライトはほぼ同じものをdipWSETの先輩が直近で勉強会で出題してくださっていました。それでも、マルベック間違えましたね。いずれにしても、トロンテスに助けられました。午前中は上出来。

フライト3とフライト4

13:00-14:30では、フライト3とフライト4を一緒にテイスティングします。フライト3は3つのグラスすべてが同じRegion。フライト4は3mixed pack。ばらばらのものが出ます。求められているのは、6つのワインのSATに基づくテイスティングコメント(品質評価とその理由、熟成のポテンシャルがあるかとその理由)さらに、フライト3のRegionとその理由です。

フライト3は、なんと、それぞれの品種を書く欄がありませんでした。当然、品種を思い浮かべないとどのリージョンかはわからないのですが、品種を書かないで良いとなると、正面からワインに向き合って、コメントが書けるように思いました。いつもだと、ソーヴィニヨン・ブランだとおもったから、あとで、酸を高めに修正したり、果物にパッションフルーツを入れたりとしていますので、そういうことなく、思ったまま書きました。

品種的には、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノノワールと考えました。この3つを同じリージョンで作っている有名産地って意外とないんです。しかも、ブドウの熟度が高くてニューワールドだと思ったので、カリフォルニア、ウェスタンケープなどいろいろ考えましたが、最終的にカサブランカバレーにしました。正解は、バーガンディーで、シャルドネ、シャルドネ、ピノノワールでした。わー。ブルゴーニュを外しちゃった。

フライト4の出題が、また、くせもので、すべてに、製法を書きなさいと言う問題がついていました。そうすると、製法に特徴があるワイン(甘口、ロゼ、アマローネとか)を考えたくなります。確かに、1つ目はロゼで半甘口だったので、理解できたのですが、2と3はどう考えても普通のワイン。普通の白ワインと赤ワインの製法を書くことにしました。

フライト4はホワイトジンファンデル、南アのシュナンブラン、マルベックと判断しました。正解は、ホワイトジンファンデル、アシルティコ、ピノタージュでした。ホワイトジンファンデルとロゼダンジュを迷ったのですが、WSESTが好きなホワイトジンファンデルにしてよかった。

これで、トロンテス、ジンファンデルあたりを外していたら、やばいところでしたが、品種は7つ正解。産地は6つ正解でしたので、合格点はあるのじゃないかなと思います。

合否判定

セオリー、テイスティングとも55%以上をとって合格することが求められます。どちらか55%未満の場合は、それを6ヶ月後に再試験を受ける必要があります。テイスティングは95%の人が受かるので、品種をあてることよりも、テイスティングコメントをしっかりできれば、PASSできると言われています。

試験の出来は?

現時点で、合格しているかどうかは神のみぞ知るですが、合格していると信じて、WSET diplomaの勉強はいったん終えて、次にやりたいことに向かって進もうと思っています。結果は8月中旬に発表。受かっていますように。

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