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【WSET diploma対策】D5試験に向けた勉強

D5試験の概要

D5は酒精強化ワインに特化した内容です。

D5試験はTheoryとTastingあわせて90分。どちらかだけ受かるというのではなく、両方の合計点で55%を越えている必要があります。日本人の多くは、Theoryの点数が低いのをTastingでカバーすることが多いようですが、どちらも45%以上取っていないと合計点が55%を越えていても不合格になります。

酒精強化ワインは、日本ではマイナーな存在ですが、製法とスタイルが強く結びついていて、僕は大好きな分野の一つです。

まずは教科書を1週

5月10日から、D5の勉強を始めました。とにかく、教科書を1周読みました。WSET Level 3の内容に、MadeiraとVin Doux Natuleが追加されている程度で、すいすいと進み4日ほどで1周目が読み終わりました。読んでいて思ったのは、WSET Level 3の教科書の方が要点を付いているので、まず、そちらを読んでみてもいいと思いました。

Caplanの受験対策講座を受講

5月14日に、CaplanのD5対策講座を受けてきました。この講座は、半日の講座で、楠先生がセオリーとテイスティングすべて一通り日本語で教えて下さります。酒精強化ワインのTasting対策を自分でやるのはとても難しいですが、テイスティングでは16アイテム体験することが出来ました。

今日受けた人は、必ずTastingはDistinctionですからと自信満々の講義。確かに目から鱗でした。今まで、毎回当てているというアイテムを供出してくれました。とにかく、今日体験したアイテムのコメントを丸覚えして、当日の試験では20分でTastingを終えて、70分をTheoryにありあてなさいとアドバイスを受けました。

値段38500円は高いですが、酒精強化ワインでSpecificationにリストされているアイテムをすべて自分で用意するのはものすごくお金がかかるので、比較すれば安いとさえ思います。

もし、酒精強化ワインを体験したいのであれば、銀座のしぇりークラブでシェリーが、マデイラエントラーダでマデーラがたくさんの種類飲めます。特に、マデイラエントラーダは、D5受験生のためのテイスティングセットもあって、マデイラの4つの甘さの体験が1000円ちょっとでできますので、おすすめです。

Tastingの考え方

酒精強化ワインは、色とアルコールと甘味と酸味でほぼ、見分けることができます。楠先生が提示されたアルゴリズムを自分なりに咀嚼したのが、次の図です。

Fortified winesの見分け方

過去問を解く

D5試験の過去問は公開されていませんが、Examinars' reportを読むとおおよその問題が想像できます。それをもとに、過去問らしきものを再現し、その回答を作りながら、2回目の教科書を読みました。過去問を見ると、製法に関わるものが多いですが、ビジネスの問題も結構出ています。このあたりが、Level 3とLevel 4の大きな違いですね。あとは、スペイン語とポルトガル語の綴りが難しい。英語の文法などでは減点されませんが、ワインに関わる用語や地名は綴り間違いも減点の対象とされています。

Tasting模擬試験

5月31日にCaplanでTastingの模擬試験を受けました。2フライト分、ブラインドで飲んで、5/6正解と、上出来でした。

このあと、試験直前2週間で、D2、D4、D5と短い時間と繰り返しアウトプットしながら、回答を書く力を身につけていきます。

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