![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88747347/rectangle_large_type_2_928f725fd3b99e46f11781c1e98be514.jpeg?width=1200)
21 英雄の残像【サンパブロ編】 「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄
キューバ革命の指導者チェ・ゲバラが、23歳のときに旅立った南米大陸縦断の旅。のちに『モーターサイクル・ダイアリーズ』という書籍で広く知られるようになったその旅は、多くの若者たちに影響を与えた。日本でも「いつかはゲバラと同じ旅路を辿ってみたい」と夢見ていたひとりの男がいた。北澤豊雄、職業ノンフィクションライター。機は熟し、いままさにその男の思いが実現しようとしている。そして北澤は、この旅にもうひとつの夢の実現を加えた。最良の伴侶を見つけることである。ゲバラの青春の軌跡をたどりながら、プロポーズの花束を贈る女性に巡り合う、果たしてこの奇妙な組み合わせの夢は叶うのか。北澤の南米大陸縦断の旅がはじまった。
ゲバラの人生の転機になった村で
若き日の革命家の姿に思いを馳せる
イキトスで喘息を悪化させたゲバラは約5日間入院してアドレナリン漬けになっている。故郷のアルゼンチンを出発して半年近くが経っていた。旅の疲れが最高潮に達していたのだろう。
次の目的地はアマゾン川流域のサンパブロ村である。2人が初めて足を踏み入れる本格的なペルーアマゾンの熱帯雨林である。高湿度のジャングルは喘息持ちには辛い場所だ。それでも歩みを止めないのがゲバラの性分である。
・・・続きはこちらから↓・・・
2023年3月15日(水)発売!『花嫁とゲバラを探して 〜南米婚活紀行』
北澤豊雄
1978年長野市生まれ。コロンビア留学などを経てノンフィクションライター。著書に、コロンビア・パナマ国境の無法地帯を旅した『ダリエン地峡決死行』、国家破綻寸前のベネズエラを取材した『混迷の国ベネズエラ潜入記』(いずれも産業編集センター)。
北澤豊雄氏の最新刊『混迷の国ベネズエラ潜入記』のお求めはお近くの書店、もしくはこちらから↓
旅ブックスMAGAZINEには『しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅』以外にも旅に関する連載記事やコラムが充実! 毎週月・木曜日に記事を公開しています。します!!