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グラーブ・ジャームン【2】 原料となる二つの乳脂肪
インド食器屋「アジアハンター」の店主・小林真樹さんが、食器買い付けの旅や国内の専門店巡りで出会った美味しい料理、お店、そしてインドの食文化をご紹介します。
インドの菓子はその成分から、「ミルク由来」と「非ミルク由来」とに大別できる、と前回お伝えした。つまりそれだけミルク菓子が多いのだ。その主成分となる乳脂肪も、製法によってさらに二つに大別できる。それが「コーヤー」と「チェナー(地域によってはチャナ、サナなど)」である。コーヤーから作る菓子には前述のグラーブ・ジャームンが代表的だが、それ以外にも個性豊かな菓子がある。少し例を挙げてみよう。
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2024年12月13日(金)発売
『深遠なるインド料理の世界』小林真樹/著