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電子書籍化ニュース Vol.5

1990年代初め、日本で最初の電子書籍が発売されて以来、30年以上たちました。
ネットワークが今のように発達する前の電子書籍はフロッピーディスクやCD-ROMに収録されたデータをパソコンや専用端末で読むといったもので、当時はあまり普及しませんでしたが、今は皆さん当たり前のようにスマホやタブレットを使って読書を楽しんでいるのではないでしょうか。
欲しいと思ったときにすぐに購入できる、場所をとらない、文字の大きさを読みやすいサイズに変更できるなど、多くのメリットがある電子書籍。
産業編集センターでもKindleをはじめとした電子書籍サービスで、刊行した様々なタイトルを電子書籍化しています。
「電子書籍化ニュース」ではすでに電子書籍化されている産業編集センターの旅の本、新たにラインナップに加わった電子書籍を随時紹介してまいります。


『わが天幕焚き火人生』 著/椎名誠

旅ブックスシリーズに、遂に 椎名誠 登場!!
読み応えMAX!! シーナワールド全開のエッセイ集。
東京湾に面する遠浅の海岸。友人二人をひきつれて重いテントをはり、焚き火にあたりながら三人で毛布にくるまって夜を過ごした――著者の初めてのテント体験から今日までの “テント人生”をふりかえる『わが天幕焚き火人生』。表題作のほか、1983年のパタゴニアへの旅のマゼラン海峡航行の様子を描いた紀行文『マゼラン海峡航海記』など、単行本未収録のエッセイを多数収載。シーナワールド全開の一冊。




『シルクロード・楼蘭探検隊』著/椎名誠

まだ中国への旅行が広く解禁されていなかった1980年。シルクロードの入り口である敦煌を目指し、未知なる国を駆け抜けた著者初の中国旅。
さらに8年後、日中共同楼蘭探検隊の一員として参加した、タクラマカン砂漠の過酷な旅。
著者のこれまでの人生の中で忘れ得ぬ二つの旅を振り返り、当時書けなかった事実や逸話を新たに盛り込んだ探検紀行。
椎名誠の旅の原点がここにある。



『SF作家の地球旅行記』著/柞刈湯葉

人気SF作家・柞刈湯葉、初旅行エッセイ。
首里城、筑波山、ウラジオストク、モンゴルの草原……。
何のために旅に出て、何を思い、何を目指すのか。SF作家の目を通して楽しむ新感覚旅行記。
2019〜2021年note投稿作品を大幅に加筆・修正した海外編4作&国内編8作、さらに[架空旅行記]として書き下ろし短編小説2作(月面編/日本領南樺太編)を加えた。
──だいたい僕はどこへ行っても似たようなことをして、似たようなことを考えている。そこには環境によらない恒常的な自己同一性みたいなものがうっすらと見えてくる。(あとがき より)