【はじめての東洋医学】読んで聞いて覚える「整体観念」と「天人合一思想」の考え方
【2021/01/29 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
【東洋医学概論】鍼灸師・あマ師
⏩ 五行学説
こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長 もぬけです。
整体観念の「せい」は整えるという漢字を書きます。
整体の「たい」は身体。あの整体院とかで使われている整体と同じ漢字です。
この整えるという漢字には正しく揃えるとか、束ねてまとめるなんていう意味があります。
東洋医学的な思想では物事を細かく分解させずに1つのまとまりとして見るもしくは少しひいた目線で物事を見るという特徴があります。
なるべく教科書の正しい説明と個人的に噛み砕いた説明の2つをお伝えしていきたいと思います。
鍼灸の教科書(医道の日本社)をベースにお伝えしています。
東洋医学における人体の見方【整体観念】
人と自然・環境が相応しているとする考え方である。また組織・器官が個別に機能するのではなく、全体が一つのつながりを持った有機体であると捉える
整体観念というのは、人の中身もまた全体が1つのものとしてつながりをもっているという考え方です。
もっと簡単に言うと、西洋医学では肝臓が悪くなったら肝臓を治療していきますが、東洋医学では「肝」の機能が低下したからと言って「肝」の治療だけはせず、患者の個別性を重視して対応していきます。
今は詳しくは説明しませんが、いっけん西洋医学でいう「肝臓」が悪いとしても、東洋医学ではそれは「腎」の働きに関係するものかもしれないと考えたりもするわけです。
結局のところ、1つが悪くなったら身体全部悪くなるというようなところに行き着くんですが、あなたも心当たりありませんか?
なんか今日は調子が悪い。頭も痛いし、お腹も痛い。寝付けない。
一箇所不調になると、不調箇所がどんどん増えていくあの感じに少し似ています。
人と自然の統一性【天人合一思想】
東洋医学において人と自然との関係を表す考え方を天人合一思想もしくは天人相応という。これは人体の形と機能が天地自然と相応していること、人と自然は一体であることを意味している
急にややこしい概念を打ち込んできました。
西洋医学でいきてきた人にとって東洋医学の東洋思想はなかなか受け入れがたいものですが、少しずつ慣れさせてもらえればとおもいます。
これは簡単に言うと、人も自然界の理とよく似ているよねって話です。
まずわかりやすいように森に生えている木を想像してみてください。
木は春になったら、葉っぱがおいしげります。それは夏の日差しから身を守るためでもありますよね。
秋には葉を落と、冬の寒さに備えます。
このように木は季節によって姿が変わります。
天人合一思想では人間も同じなんだよって言っています。
冬に活動力が低下するのは当たり前なんです。
くまも冬眠するのと同じでエネルギーを蓄えないと行けない。
秋に食欲が増すのもその理論ですよね。
冬のために脂肪を蓄えないと行けない。
一年中同じコンディションなんてありえないですよ。
具体的な話をすると熱の特性は科学の授業で聞いたことがあるかもしれません。
物理的に熱い空気は上に昇りやすいですよね。
それと同じで人の身体の熱も上に登りやすく、下が冷えやすいというものです。
大宇宙と小宇宙の考え方について
ちなみにこれは宗教の話ではありません。
この世界にあるものを天と地からなる大自然(大宇宙)とすると、人もまた組織や器官があり、それぞれが異なった機能をもちながら1つのつながりをもっているので小自然(小宇宙)であると考えます。
人間は自然界にあるものを食べたり飲んだり、吸ったり吐いたりして生きています。つまり人間の生命活動の源は大宇宙がないと存在できないということです。
なので自然界の影響を必ず人自身もうけることにつながっていきます。
とりあえず宇宙という言葉を使うとなんか怪しい響きになるという話ですね(違う)
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