91:瞬き
無数の瞬きが街を見つめる
いつか来る終わりの日を嘲笑うかのように
儚い人類の結晶が、この瞬きに刻まれる
大切な人は早く瞬き泣いている
どうでもいい奴は遅く呑気にほうぼけている
鳥が泣く、瞬き首を傾げる
落ち着く場所も君はいない
誰もいない秘密の場所
君はまだ瞬いている
無数の瞬きが街を見つめる
いつか来る終わりの日を嘲笑うかのように
儚い人類の結晶が、この瞬きに刻まれる
大切な人は早く瞬き泣いている
どうでもいい奴は遅く呑気にほうぼけている
鳥が泣く、瞬き首を傾げる
落ち着く場所も君はいない
誰もいない秘密の場所
君はまだ瞬いている